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ヒツジ湖水地方で知られている、英国Cumbria地方の豊かな自然の中にあるティールームです。

こちらは、紅茶の美味しいお店として毎年、「The Tea Guild's Award of Excellence王冠1」を受賞していて、
看板 入口の紅茶優秀賞

さらに今年は、「The Tea Guild's Top Tea Place 2006王冠2」に選ばれた、今英国でも話題のティーハウスですキラキラ
トップティープレイス看板 ヘイゼルミア外観
Grange-over-Sands駅を出て公園脇の道路に沿ってカーブを歩いていくとすぐ右手にクリーム色とグリーンに塗られたレンガの大きな建物が見えてきます。歩いて1~2分です。
建物の外観
14時に予約して窓際の眺めのいい席で、
Hazelmere Traditional Afternoon Teaを頂きました。

3段目 サーモンのサンドウィッチ
2段目 サルタナレーズンのスコーン 手作りプラムジャム&レイクランドホイップクリーム添え
1段目 カンバーランドラムニッキー(写真奥)とファームハウスフルーツスライス

サンドウィッチは、いくつかある中から好きなものを選ぶことができます。
スモークタイプのサーモンではないサンドウィッチでした。うす味だったのでレモン、塩こしょうをかけていただきました。

サルタナのスコーンも8cmほどの大きさで、ホームメイドの素朴で味わい深いものでした。パンに近いような風味です。

スコーンに添えられたクリームとジャムも特徴があって印象に残っています。クリームは、黄色がかっていて見た目も美味しそうです。クロテッドクリームのように見えますが、Lakeland whipped creamで、ほわっと溶けます。
ジャムも、地元色が色濃く出てめずらしいものです。こちらの地方で採れる、DAMSONという小さなプラムのジャムで、プルーンにも似て酸味があって本当に美味しかったです。

お菓子も、ショーケースから好きなものを選べます。

ケーキショーケース カンバーランドラムニッキー
カンバーランドラムニッキーは、湖水地方の伝統的なお菓子の一つで、ラム酒で香り付けされたレーズンとチェリーが入っています。
ファームハウスフルーツスライスは、ビスケット生地にレーズン入りの噛みごたえのあるパンのようなスコーンのようなものを乗せて焼かれたシンプルなお菓子です。

アフタヌーンティーセットのお茶は、マーガレッツホープ農園のダージリンか、ハウスティーのどちらかを選べるようになっています。
始めは、ダージリンが自動的にサービスされました。

香り豊かで一口頂く度にいろいろ想像が広がる、素晴らしいダージリンでした。
ダージリンの大きな茶葉に対し、茶こしが小さく、あふれそうでちょっとドキドキしました。
3杯目はミルクティーにして楽しみました。美味しかったです。
お代わりをお願いしたら、おもむろにホットウォータージャグのお湯をティーポットの中に注がれ、またドキッとしました。2煎目もちゃんと香りが楽しめ美味しかったです。

次はハウスティーをお願いしました。
セイロンティーということで、ウバ紅茶のような爽快な香りと渋みが楽しめました。
ハウスティー ヘイゼルメアのハウスティー
こちらのハウスティーはお土産に買って帰ることができます。
お茶だけのメニューもあり、たくさんの種類がありました。日本茶もありました。
パン屋さんとティールームで入口が分かれていてひっきりなしにお客さんが訪れていました。
パンとお客 ケーキショーケース
店内の動物たち パン&紅茶

ベーカリー店内
ちなみにこちらのアフタヌーンティーセットのお値段は、7.95ポンド(1600円くらい)です。

オーナーのIanさんは、ウィンダミア湖でヨットを楽しまれるそうで少し日焼けされていました船
お店の中、外、厨房といろいろチェックしながら歩き回り、Top Tea Placeに選ばれておめでとうございますと伝えるととてもうれしそうにしていらっしゃいました。

こちらの場所が旅行者には少し不便でバスも1時間に1本しかなく、もう少しゆっくり他のいろいろな種類のお茶を楽しみたかったのですが、15:55発のバスを逃したら次は17:10発になるから、とお店の方に促され、慌ただしくお店を後にしました。
ティーハウス前の公園 公園から見たティーハウス
駅前の15:55発のX35と書かれたバスに乗り、25分ほどでKendalに到着。
そこからKeswick行きのバスで20分、Windermere駅に17時ちょっと前に着きました。1時間弱でした。
Grange-over-Sands駅
電車を使うと、Grange-over-Sands→Lancaster→Oxenholme→Windermereと乗り換えが多く接続がよくない場合もありますが、乗り継ぎが上手くいけば1時間ちょっとです。

フードも全て地元産のものを使い、お食事のメニューもあり、親しみやすく、オーナーのイアンさんとドロシーさんご夫婦のお店を愛するお気持ちがこちらまで伝わってくる魅力あふれるティーハウスです。

卵 ジャム

紅茶箱 紅茶
今年の秋頃か、大阪の阪急デパートの英国展でスコーンと紅茶のサービスをしに来日されるそうです。

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