MY SONG | はみだし講師ラテン系!

MY SONG

君が傷つくということは、
君は一人じゃないってことなんだ。


こんな素敵な言葉を遺してくれていたのです。



月曜日の夜、仕事が早く終わったので、
『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』
を観てきました。

十代の尾崎とは違う、
でも尾崎のひたむきさに満ちた未完成なライブ、
そんな印象を受けました。

省吾のライブにおける完成度の高い『家路』のような、
核になる楽曲がまだ生まれてなかったのか、
生まれていたとしても育ってなかったのでしょう。
比べることではないとは思いますが、
『家路』が磨かれた宝石だとすれば、
尾崎の一つ一つの作品はきらきらした原石のようでした。


スクリーンの映像と機械で再生された音なのだから、
実際の会場で受ける印象とは比べようもありませんが、
しっかりと歌い、演奏する尾崎の優しさ、真面目さ、
そんなものを自分の中で感じていました。



『僕が僕であるために』、
彼が亡くなってから、何となく自分の中では、
これが尾崎の代表曲みたいに思っていましたが、
スクリーンの中で最後に歌った曲が大好きで、
学生だった当時、よく口ずさんでいたことを
鮮明に思い出しました。


シェリー いつになれば 俺は這い上がれるだろう           
シェリー どこに行けば 俺はたどりつけるだろう           
シェリー 俺は歌う 愛すべきものすべてに


未完成で素敵なこの曲をこれからもずっと聴いて、
そして、口ずさんでいきたいと思います。