小5予習シリーズ算数~等差数列(周期算) | はみだし講師ラテン系!

小5予習シリーズ算数~等差数列(周期算)

小5は女の子が2名のクラスです。(小4からの持ち上がりです。)
二人とも受験希望で、予習シリーズも2年目なので、
いいペースで授業は出来ますが、
やはり5年生にはちょっと難しいかなという問題もあります。

例えば、昨日行った問題から、

 6でわると4あまり、9でわると1あまる数について、
(1)一番小さい数はいくつですか
(2)小さい方からかぞえて5番目の数はいくつですか
(3)200に一番近い数はいくつですか

という設問に答えるのです。
中学生でも出来ない生徒は多いと思うような問題を
小5(まだ小4)が解くのですが・・・。

教え方としては、
まず式を作ります。
□÷6=△、、、4
□÷9=○、、、1
次に□に当てはまる数を考えます。
上の式では6の倍数に4を加えた数、
下の式では9の倍数に1を加えた数ですから、
上の式も下の式も「10」が当てはまります。

次に「10」の次はいくつかを書き出して、「28」「46」という数を出します。
すると、10、28、46、・・・、という18の等差数列が出来ます。
10=18×1-8
28=18×2-8
46=18×3-8
という計算式で求められることが分かります。

その場では理解してくれますが、
同じような問題が出てきた時に、
同じように解けるかは、
家庭学習の“量”、“やり方”、その生徒の集中力にかかってきます。

小学生でも中学生でも、
しっかり学習し、問題形式に応じて、
必要な解き方を実践するのが難しいのですが、
問題をしっかり読んで、分析出来れば、
たいていの問題は解けるはずなのです。

学力の低下の大きな一因は“やる気”の低下だと思うのです。
同じ人間なのだから、“理解力”=“考える力”に
それ程の“差”はないはずです。

大人がしっかり教えることも大切です。

そして子供たちがそれを実践することはもっと大切なのです。