海の男たち・・・2005~1983 | はみだし講師ラテン系!

海の男たち・・・2005~1983

<漂流救助>静岡の漁師、37キロ離れた千葉・館山沖で
静岡県熱海市の初島沖で素潜り漁をしていた近くの漁師、橋本晴彦さん(40)が
27日正午前に行方不明となったが、
28日正午ごろ、東に約37キロ離れた千葉県館山市沖約17キロの海上で、
航行中の東海汽船の旅客船が漂流中の橋本さんを発見、救助した。
橋本さんは衰弱しているが意識ははっきりしており、けがもないという。
下田海上保安部によると、橋本さんは27日午前10時ごろから、
ウエットスーツを着て初島の東約200メートルの海上で
アワビなどの素潜り漁を始めたが、同11時半に仲間の漁師に姿を目撃されて以降、
行方が分からなくなった。
発見時、橋本さんは、浮き代わりの物などにはつかまっておらず、
黄色い足ヒレを手で振って居場所を知らせ、船から投げ込まれた浮輪で救助された。
橋本さんは
「27日午後1時ごろ、南西の風が強くて流されたが、無理せず浮いていれば助かると思った」
と話している。
東海汽船は
「海保から行方不明者の情報を事前に聞いており、見張りを厳重にしていた」
と話している。



次は今から22年前です。



ダイバー漂流
極限の230キロ

この事故は、新島でダイビングをしていた男性が黒潮に流され、56時間も漂流し、
230キロメートル離れた銚子沖で漁船に拾われたというケースである。
四方を見回しても陸はまったく見えない。
足の下の海はどれだけの深さかわからない。
自分がどこにいるのかわからないが、
このまま行けば太平洋のどまんなかに向かって流されていくということはほぼ確実である。
食べ物も水もない。浮力器(BCと呼ばれる)からは空気が抜けてきていて、
2時間おきに息を吹き込んで膨らませなくてはならない。
海が荒れて、海面が自分の頭以上の高さで振幅している。
もしかしたら台風が接近しているのかもしれない。
仮に飛行機や船が見えたとしても、向こうから発見してもらえる可能性はきわめて低い。
そんな状況で56時間流されていたのである。
海を流されるなかで、クジラ、カニ、マンボウなどの動物と不思議な関わり方をしており、
これらの動物のおかげで生還できたと思っているのである。


漁師はウエットスーツだけで24時間漂流です。
凄い精神力です。

ダイバーは56時間ですから、これもすごいと思います。

見つけてくれた船員さんたちも海の男です。
海の上に浮いているかもしれないといっても、
どこにいるのか分からないのですから、
あきらめずに見張っていたことが、
すごいと思います。


暑い夏になりそうですが、
海難事故が起きないことを祈ります。