小6算数~ニュートン算 | はみだし講師ラテン系!

小6算数~ニュートン算

ラ・サール中学校入試問題

現在、一定量の草が生えている牧場では、
80頭の牛を放すと23週間で食べつくしてしまい、
100頭の牛を放すと、18週間で食べつくしてしまいます。
草は毎日一定の割合で生え、牛はどの牛も一日に同じ量の草を食べるものとします。

(1)牛一頭が一週間に食べる草の量を1山とすると、
   1週間につき、いく山、この牧場には草が生えますか?

(2)この牧場では、牛120頭を10週間放した後、
   ちょうど、8週間食べさせるには、牛を何頭にすればよいですか?


難問と言えば難問ですが、もうかなり出尽くしている感も・・・。
ただ、小学生にとっては難しいと思います。

解き方は・・・
沢山ありますが、僕は以下のようなやり方で教えています。

まず、長方形を書きます。

縦に牛の数:80頭
横に日数 :23週

そしてその長方形に重なるように

縦に牛の数:100頭
横に日数 :18週

という図を書きます。

すると横に5週分、縦に20頭分がはみ出てきます。

重なった長方形は、
縦80頭、横18週

横に出た部分が、
縦80頭、横5週

縦に出た部分が、
縦20頭、横18週

という3つの長方形が出来ます。
それぞれの面積が1440、400、360となります。

これが牛の食べる草の量となります。
1は1週間で1頭の牛が食べる草の量になります。
つまりここでいう1山です。

すると、はみ出た部分の量の違い
400-360=40
これが5週間で生える草の量になります。

ですから1週間では
40÷5=8
ということになります。

(1)の答え・・・8山です。

(2)は同様に長方形を書いて考えてみましょう。

次の記事で解答を発表します。

「こういう考え方が出来るようになればいいな!」
と思って、教えていますが、なかなか出来るようになりません。