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そうですか

以下ニュース記事より

 公立中離れ進む?私立中受験者数が急増、学力低下懸念、3都県で。
 首都圏で私立中学の受験者数が03年入試から急増し、公立中学離れが加速していることが東京、
 千葉、埼玉3都県の集計で分かった(神奈川県は未集計)。背景には、ここ数年論じられている
 「学力低下」への懸念などがあるとみられる。
 3都県の集計では、97~04年の受験者数(延べ人数)は、02年まで12万8000~14万
 1000人で推移していた。ところが、03年に15万7000人、04年には17万3000人
 と伸びている。逆に募集定員は03年から減っている。
 02年は、文部科学省が小中学生の学力調査(前回)を行い、前々回から成績が悪化したとして
 「学力低下」を不安視する声が一気に高まった。昨年12月に相次いで公表された二つの国際学力
 調査でも、日本の子供の学力低下が指摘されたことなども、「私立志向」に拍車を掛けているとみ
 られる。
 文科省初等中等教育企画課は「この数字だけでは何も言えない」と話している。

という記事ですが、実際に難関私立中に合格するためには受験準備の年から年間かなりのお金がかかります。ですから、これは保護者の所得層が二つに分かれ、高所得層の子供の受験生が増えてきているのではないかと思います。単に公立中の学力に不安があるという理由だけでは受験生は増えないと思うのです。また、受験生は必ずと言っていいほどかけもち受験をしますから、実数ではこの1/4から1/5くらいだと思います。

かなり前から、東大生は裕福な家の学生が多いということが取沙汰されていましたが、全てではないにしても、学力と家庭の財力が比例している部分もある程度はあるのだと思うのです。
そんなことはないと言いたいのですが、公立高校からの合格者の少ないことや有名私立中学や高校に合格させている学習塾などの月謝を考えると、やはり、そうなのかなと思ってしまいます。

東京都でも都立の中高一貫教育校が幾つか開校しましたが、保護者に負担をかけずにしっかり勉強して合格出来るよう、子供達も頑張って欲しいと思います。また、学校側も有名私立中の真似にならない学校作りや選抜をして欲しいと思います。