私が選んだスペクトラム支援の名言(その1) | ティーチみやぎの「活動ブログ」|自閉症の子どもの自立支援

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宮城県仙台市を中心に、ティーチプログラムを活用して自閉症の子どもの自立支援を行っております。アメブロには、日々のティーチみやぎの日々の活動を記録して参ります。

「20分の1の意地」    これは障がいをもった子どもと接する時の支援者のモットーを、北海道のK先生が「片思いの礼儀と20分の1の意地」という見出しで、ある研究紀要にのせたコラムの1つである。この紀要は私が十数年来、何人もの仲間から貸してと頼まれながら、後生大事に持っているものです。「20分の1の意地のコメントにはこう書いてあった。「最初からうまくいかなくても、20回施行するうち1回ヒットすればいい、くらいの気持ちで頑張ろう。大切なことは、20回目のヒットまで19回の試行錯誤を続ける気持ちがあるかどうかなのだから。・・・」 私がTEACCHプログラムを学んで10年たった頃、いろいろなスペクトラムの子を担当して構造化を実践したところ、多くの子ども達は構造化がヒットして安定していった。一方、どんなにアイディアを尽くしてもヒットしないJくん、こうした頃出会ったのがこの「20分の1の意地」のコラムである。私はJくんにヒットするまで19回も構造化を試しただろうか? たった5,6回試しただけで音をあげたのではないか・・・・・。今となっては反省するしかない。TEACCHの再構造化とはこういうこと、つまり子どもの特性をつかみ、何度でも再構造化を繰り返す、そこに本物の支援の鍵があるのだ。このことを理解しながら、今の私にそんな意地がまだあるだろうか?