10月1日に入ってきたニュース。
「アサヒグループホールディングスは1日、サイバー攻撃で生じたシステム障害の影響で、10月に発売を予定していた食品や飲料計12商品の発売を延期すると発表した。発生から丸2日たった1日夕時点でも復旧のめどが立っていない。受注・出荷ができない状況が続いて多くの工場で生産も停止しており、酒卸や小売りの企業に懸念が広がっている。」共同通信
このニュースを見て感じたのは、デジタル時代の脆弱性だ。デジタルシステムが使えなくなっただけで、クライアントや消費者のインフラを支える「食」の供給や生産がストップする。企業側の経済被害も莫大であろう。便利とリスクは常に表裏一体だ。
実は最近、個人でも似たような体験をした。
先週、沖縄に行ったのだが、スマホを落として画面が真っ暗になり、全く使えなくなってしまったのだ。
あんな小さなデジタル媒体1つが使用できなくなっただけで、今が何時か分からない。
検索機能が使えないため、旅行先が決められない。
地図も確認できないため、移動ができない。
誰にも連絡できず、助けも求められない。
飛行機のフライト情報は全部スマホに入っているため、チェックインもできない。
スマホがないだけでここから一歩も動けないと感じた。
スマホが無い時代に旅行していた過去の人々は本当にすごいと思った。
生存能力という意味ではデジタル化に侵された現代人よりも遥かに強かっただろう。
スマホという当たり前が当たり前ではなくなった瞬間、現代人は生き抜くことができるのだろうか。
いかに自分が弱い生き物なのか知る、良い経験となった。
この経験を機に、原始的な環境下でも生き抜く術を身につけることが現代人には大切なのではないかと思った。
そのため、山小屋生活や自給自足生活にも強く興味を持った。
アサヒグループも、DX化だけでなく、アナログを「あえて」残す必要性を実感したのではないか?
今回の事件は、科学技術の促進やデジタル化が必ずしも絶対的な正義ではない、ということを私たちに教えてくれる事例となった。
常にリスクや落とし穴にも目を向けた準備・対策が、どんな時代をも生き抜く強者となる。