予選リーグ第1戦のスペイン戦に敗れての第2戦のブラジル戦です。


負けは許されません。こんな厳しい状況で何という結果でしょうか。


誰も想像できない結果にサッカーの怖さと意外性を感じずには得られませんでした。


それにしてもブラジルの応援すごかったですね。


試合は3:4:3のブラジルにボールポゼッションされ前線に5人が張って攻撃を仕掛けます。


日本も3:4:3ですが守備では5バックにしてカウンター狙いになりました。攻められる時間が続きますが、ゴール前ではシュートを打たせない守備で得点を許しませんでした。


前半終盤にはなでしこが手薄になった守備のブラジルにサイドからの攻撃でチャンスを作ります。




右からのクロスボールで得点かと思われましたが、田中選手のシュートは残念ながら左に外れて行きました。


前半アディッショナルタイムに左ウィングバックがクロスして中に入ってシュートしたボールが相手の手に当たってPKを得ました。ここまでシュートを外していた田中選手がキッカーで、うーんどうかなと思いました。ボールはGKに吸い込まれました。


後半なでしこは前半と同じメンバーでフォーメーションも変更なくスタートしました。


しかし、後半11分にブラジルに先制点を奪われました。






中盤からのスルーパスからスタートして流れるようにパスを繋がれシュートを決められました。


失点後メンバーを変えてサイド攻撃の活性化を図り、更に80分にメンバーを2人を変えて最後の得点チャンスに賭けます。


ここから新しく入った谷川選手の逆転劇が始まりました。


後半終了間際に谷川選手がボールを持ち込み切り返した際のプレーがオンフィールドレビューでブラジル選手のハンドが認められてなでしこがPKを獲得しました。


前半のPKは失敗。ここはキャプテン熊谷選手がキッカーとなりました。


ワールドカップ優勝時のPK戦で優勝を決めた熊谷選手です。


やってくれました。同点です。


残り時間はわずかでしたが、若き谷川選手がオリンピック初出場で大仕事をやってのけました。


ハイプレスを続けるなでしこはブラジルのミスパスに谷川選手が反応してワンタッチのロングシュートを見事に決めました。


2−1と大逆転で予選リーグを1勝1敗として準々決勝に大きく前進しました。


愛知県出身の谷川選手はグランパス三好からJFAアカデミー福島を卒業してバイエルンと契約した逸材です。期限付き移籍で現在スウェーデンのローゼンゴードに在籍しています。U17ワールドカップの日本代表でした。













いい顔していますね。嬉しくてたまらないでしょう。次の試合も頼みます。