ファッションに拘りのある人は、自ずと自分に似合うものを知っている──少なくとも私の周りは。
でもそれって、「似合っていたから着ている」というより「着ていくうちに似合っていった」の方が近いのではないかと思う。
例えばロリータファッション。
着たくて着たくて、一生懸命お金を貯めて全身をバッチリキメて街に出た日。
少しドキドキしたけれど、そのドキドキは嬉しさと興奮が大部分を占めていた気がする。
鏡を見て、「よし、似合ってるから!」と気合を入れれば自然と服はその人に引き寄せられていく気がする。
要は根拠の無い自信。
どんなファッションを着る時も、これが大切なのかなと思います。
「私はこれが好き!」と着続けていたら周りも"そういう人"と認めてくれる気がするのです。
勿論、着こなすための努力は必要だしどうしても似合わないものもあるけれど。
それでも心から着たいと思った服は、気合いでなんとかなる!と思っています。
そうして自分の好き!を知っていくと、似合わない服には自ずと惹かれることもなくなっていくのだと。
因みにうちの母親は50を過ぎてからリンネル系のお洋服に目覚め、中々個性的な装いの日も多数です。
昔のコンサバな出で立ちも嫌いではなかったけれど、好きなものを見つけた母は今、とてもお洒落を楽しんでいます。