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紅茶専門店Cha Tea 荒川区西日暮里3-9-21

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アシュモレアン博物館、さすが学問都市オックスフォードだけあり、面積以上の展示品の充実さ。展示作品見せ方もとても上手で・・・ついつい時間を忘れてしまう場所です。

 

外観はネオクラシカル様式。スタイリッシュで格好良く、知的な雰囲気。

 

 

さあ、どこから見学・・・それはもちろん大好きな陶磁器コーナー。ディナー用のテーブルセッティングに見惚れつつ・・・周りのショーケースにもついつい目が行ってしまいます。

 

 

見て下さい~。迫力のショーケースたち。ヴィクトリア&アルバートミュージアムのミニチュア版といった感じですが、内容がとてもよく整理されていて。見応えがあります。

 

 

ひとつのショーケースの中に、これだけの食器。所狭しと貴重な陶磁器が並んでいて・・・もう目が泳ぐ泳ぐ。前日にコッツウォルズでたくさんのアンティークショップを巡ってきたこともあり・・・あ、これは昨日見たな、これくらいの金額~なんて想像も出来てしまったり。

 

 

英国の面白いところはこうして展示品として収納されている陶磁器と同レベルの作品が、アンティーク品として商品にもなっているところ。

 

ですので、ただ素晴らしい、綺麗、おおっ~だけでなく、「これは仕入れ値これくらいだろうな~」「あ、これ以前見逃した作品。やっぱりミュージアムクラスだったのね~」「これは売っているところ心当たりあるな。帰ったら確認してみよう」なんて、ついつい買い手の視点でも見てしまいます。

 

 

オックスフォードから、場所が近いこともあるのか、ロイヤルウースターの作品が多く感じましたよ~。すべて18世紀後半の作品です。

 

 

そしてそして、日本の京都で作られた七宝焼きの作品も。11月に名古屋の美術館でこれでもか・・・と拝んでたオールドジャパン。名作を英国でも見ることができ、嬉しかったです。このほかにも明治時代の横浜焼きのコレクションが見事でした。

 

 

アシュモレアン博物館の面白さは展示の仕方にもあります。

例えば17世紀のスティルライフと呼ばれる静物画。当時の貴重品だったフルーツや貝、花などが、描かれた作品なのですが、その盛りつけのお皿にやはり貴重な輸入品のブルー&ホワイトの中国磁器が使われていることも。

 

 

そんなスティルライフの絵画だけを集めた展示室には、キャビネットの中に、作品に描かれているのと同時代のアンティークのブルー&ホワイトの作品が。絵の中のフルー&ホワイトの器と、本物の器のコラボレート。なんて粋な飾り方でしょう。

 

 

17世紀、これまた高額だったグラスも。絵に欠かせないモチーフの1つです。

 

 

こちらもショーケースの中に、当時の作品がズラリと勢揃い。なかなか両者を一同に見る機会はないので、ワクワクしてしまいました。

 

 

このほかにもオランダ絵画とデルフト焼きのコラボーレトや、ロココ絵画とその時代のマイセン人形のコラボレート。18世紀後半のイタリアの風景画とネオクラシカル様式のウェッジウッドの作品とのコラボレートなど・・・展示のコンセプトに気づくとより楽しいお部屋がたくさん。

 

 

貴重なミントンのアーツ&クラフツ~ジャポニスムの作品は、もちろんラファエル前派の作品と共に~でしたよ。器の背景に、最高の絵画。それが、背景としてきちんとマッチしていること、様式美の大切さも改めて実感しました。

 

 

陶磁器コーナーだけでなく、さまざな国の展示にも登場する陶磁器たち。中国、日本、韓国、オスマン帝国、インド。昨年最後に学んだ陶磁器の顔料についても良い復習になる博物館訪問でした。

 

 

帰国したら、ゆっくり写真を見返して~、たくさん勉強したいと思います。アシュモレアン博物館、陶磁器好きの方にはお勧めですよ~♪♪

 

 

 

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