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忘れっぽい性格、そして、どうしても、カレンダーが予定が埋まってしまいがちなので・・・映画は基本初日に観るようにしています。マスタークラスQueenSeriesでも4月頭に取り上げるエリザベスⅠ世が登場する映画。「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」初日に見てきました。席は半分くらい・・・もう少し混んでいると思ったのに~あせるあせる

スコットランドの原風景も含め、ロケ地が素晴らしかった。もちろん室内装飾や衣装も。音楽も最高でした♪早速サントラ聴きまくってます~音符音符音符

 

 

メアリー・スチュアートは、日本ではまだあまり知られていない人物かも知れないですね。BSで、クィーンメアリー・・・彼女の若い頃を放映していましたが、史実とはかなりかけ離れた内容になっていた為・・・ちょっとモヤモヤも~。

でも娯楽としては良いですよ♪ ヴィクトリアンゴシックのインテリアも素敵。

 

 

 

ヘンリー7世の曾孫として生まれたメアリー。嫡子として生まれ、0歳でスコットランド王位継承、16歳でフランス王妃となり、18歳で未亡人となりスコットランドへ帰国した人物。血筋故、イングランドの王位継承権を主張します。

対してイングランドには、ヘンリー8世の孫として生まれたエリザベスがいました。メアリーより10歳ほど年上、映画では従姉妹としていましたが、実際には、同世代ですがメアリーがエリサベスの姪になるんですよね。



エリザベスはヘンリー7世の息子、ヘンリー8世の2番目目の妻アン・ブーリンの娘として生まれるのですが、幼い頃、反逆罪に問われ母が断頭台へ送られ、王女の称号を剥奪され庶子の身分となり苦労を重ねます。正式な結婚から生まれた子供ではない・・・ここが、メアリー曰く「私の方が正当なイングランドの王位継承者」を主張できる部分なんですよね。

 

エリザベスの母アン・ブーリンついては、もちろん「プーリン家の姉妹」をご覧あれ。

 

 

エリザベスの王位継承権復活が許されてからも、彼女は姉との確執からロンドン塔に送られ幽閉されたり・・・その人生は苦節の連続。25歳でイングランド女王に即位した後は、「男として、国を守る事」を第一に仕事に生きた女王。

エリザベスに関しては、もちろん「エリザベス」「エリザベス・ゴールデン・エイジ」は必見~。基礎知識は大切ですよ-。

 

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嫡子と庶子。若さと老い。カトリックとプロテスタント。結婚・出産経験者と未婚・・・。対比される2人の女王。


実は原題は「Mary Queen of Scots」ですので。2人の女王と言いつつも、物語はメアリー視点で進むみます。シァーシャ・ローナンが正しい血筋を持ち、愛された経験を持つ、天真爛漫で、人に愛を持ち寛容、大胆不敵なメアリーの輝くばかりの美しさを表現。つぐないの頃から演技力は天才的だったけれど、さらに磨きがかかっていました~。シンプルな衣装を着ていても、佇まいに品を感じられるんですよね。

 


そんな彼女を意識せざる得ないエリザベスの哀愁と劣等感。史実では2人は対面していないのですが・・・映画では天然痘で容姿にも劣等感を持つエリザベスとメアリーの対面シーンがクライマックスにあり・・・、2人の女優の演技が素晴らしかったキラキラキラキラ

主役はあくまでもメアリーだけれど、マーゴット・ロビーのエリザベスの悲哀さ、存在感・・・最後に観客の心に残るのはどちらの女王だったのか・・・私はエリザベスでした。そしてエリザベスの女房役を務めていたセシルとのやり取り・関係性が良かった。

でも音楽を聴くと、スコットランドの美しい自然の中に畏怖堂々と佇むメアリーの姿が自然に浮かび・・・やはり2人の女王だったのかな・・・と。

 


メアリーとエリザベス、2人の死後、スコットランド、イングランドの王位はメアリーの息子であるジェームズに継承され、その100年後クィーンアンの時代に統合されました。

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」から始まるスチュアート朝が、同じく上映中の「女王陛下のお気に入り」のアン女王の時代に幕を閉じる。素晴らしい偶然にも感動。

2つの映画はしごして来ようかしら~♪

 

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