今週は、晴れの日が続き、昼間の気温も上がり、木々の先が萌黄色、

芽吹き、葉が大きくなってきた。

 

いつのまにか、、、パソコンを打ちながら、視界に入る近所の木々が

黄緑色、萌黄色に輝いているように見える。

 

黄緑とはちょっと違うんだけど。。。

そう、萌黄色ってこれなのね。

改めて思う、北欧の春・・・。

 

 

ようやく桜満開と思って今朝出かけてきた(現場到着午前六時過ぎ)。

毎年人混みを避けて、早朝に行ってみるのだけど、たいていインド系の

人々がセルフィーの棒を持ったり、カメラマンを連れたりしながら、

写真撮影に勤しんでいる。

家族連れだったり、恋人同士の記念撮影か結婚式前の撮影か?

とにかくインド人って、桜が好きなのか?花を背景にして写真を撮るのが

好きなのか?と思うほど、インド系の人だらけ・・・。

(果たして彼らの誰が、インド人か、スリランカ人か、バングラディシュ人か

出身や国籍は分からないけど、顔立ちや服装、雰囲気から、そう思う)

それが、今年は、早朝にもかかわらず、インド人のような人々の他に、

数頭の馬、数匹の犬、肌を露出させたモデル、その上、スポーツカーー・・・。

いろんな(雑誌か何か?と思うほど)撮影隊が来ていた。

 

そりゃね、きれいだからね。

🌸を撮りたいし、一緒に撮りたい。

私だって、その一人・・・。

 

 

 

残念だったのは、有るインド系のカップル(若くない40代くらい)が

桜の枝を折って、手に持っていたこと・・・。

 

この国では、ブルーベリーや野イチゴ、キノコなどは、誰でも森で好きに

採ってもいいのだが、道端や公園、森林で、植物(花)を採ることは禁止

されている(※)。

知らないはずはないだろうと思うのだけど、、、なんとも悲しいことだ。

子供が知らずに花を摘んだというのではなく、桜の枝を折る、いい大人が・・・。

 

こういう不届きな人がいると、公園に入る制限が設けられた理、規則ができ

たりするんだよな~と思った。

 

春先、初めて日本を訪れたというスウェーデン人が、日本はとてもよかった・

京都とかもキレイだったし、また行きたい…と言いながら、残念だったことが

一つあるという。

それは、京都などの大きな素敵な公園で、樹齢どんくらいか?数百年くらいの

木に触りたかった…ハグしたかった。けれど、どの木も(下に)柵が設けられ

ていたりロープが張られていたりして、木に近づけない・・・手を伸ばして

触ることもできなかった・・・。

スウェーデンでは、どの森に行っても、公園に行っても、好きなように木に

さわり、木陰で休み、傍に居ることができるのに、日本はあんなに木があっても

触ることができなかった・・・と。

スウェーデンは、どれだけたくさん豊かな森があるか、豊かな自然が残り、

それを市民が自由に味わう(歩く、愛でる、触る、キノコを採るなど)ことが

できるか、、、有難さを改めて感じたという・・・。

 

日本はただでさえ(観光客が来なくても)人口が多い。

その人々が自然・近所の公園でも森でも、国立公園でも・を壊すような、

ダメージを与えるような行為を続けると、自治体や国が、それを何とか保護を

しなくてはならないとなって、柵が設けられたり入場制限ができたりする。

 

先日、山梨県のあるコンビニの背景の富士山がキレイで”インスタ映えする”

ためか、ここに観光客が押し寄せ、”写真撮影する”目的とはいえ、道路の

横断のマナーを守らない(交通ルールを無視、車道を勝手に渡る。信号無視)

とか、大勢で歩道を塞いで一般の人の通行を妨げるといった事態になり、

結局、マナーの悪い観光客が増えることで、住民は迷惑しており、対策が

取られる云々というニュースを見た。

 

結局、自分一人だけとか、今だけと思う気持ちかもしれないマナー違反が、

一人が三人、三人が10人と増え、結局、”迷惑行為”になってしまう。

違反は違反だし、行儀のワルイものはワルイのだ。

 

ゴミ問題もそうだろう、、、。

みんながある程度、きちんとマナーを守っていれば、過度なルールは不要。

それが、守らない人が増えてくると、守らせようとするために別の規則が

増える。

 

桜の枝、、、

50㎝くらい一本折っても(自分だけなら)いいだろう、、、と、一人が

思ったとしても、そういう人が10人、20人となったら???

本当に残念だ・・・

ああいう行為をする人がいることを目撃してしまった・・・。

 

でも、違う角度で桜並木を見ていた夫がいうには、その桜の枝を折った人に

向かって別の人が、注意(その行為は行けないことだと)していたという。

 

地面に散った花弁を集めて、ぱ~っと撒いて、カシャ!っと一枚、撮る、

そういう行為をしている人たちもいた。

見ていると、誰かが、幹や枝を押したり振ったりして花を散らしている人も。

風で散ったならまだしも、わざと散らす・・・そういう自分勝手なことは

慎んでほしいものだ。

禁止事項ではなくても、あれはあれで困ったことだが、いくら花が愛しいと

しても公園の植物の枝を折るのはご法度だ!

枝を折る、花弁を故意に散らす、、、そんな人が増えると、この公園の桜も、

自由に愛でることができなくなるのではないか?~そうならなければいいな、

みんな(この国の人たちは、市民は)良識ある、良いマナーで花見をして

ほしいなと思いながら、ようやく朝日が当たってきた公園を後にした。

 

明日は雨の予報…来週は、また少し気温が下がる。

今年のあの公園の満開の桜は、今日が最後だろうか・・・。

 

桜が散ると、次は、サクランボの花、そしてリンゴの花が咲く。

これから、萌黄色が濃くなり、果樹の花が次々と・・・。

 

 

~ 了 ~ 

 

読んでくださってありがとうございます。

 

今日の午後、夫は今年初めての芝刈りをしました。

お隣のP氏は、今日が二度目のしばかり。庭に出ているテーブルで、お茶の

時間をしている様子も見えた~(👀)、、、子供たちはトランポリン!

左隣のおじさんは、芝刈りではないけれど、前庭も裏庭も手入れして、枯れ葉、

枯れ枝を集めて大きな袋に入れていました。

乾いた土に、そろそろ雨が欲しいかな、という頃。

植物にとっても恵みの、芽吹きの雨・・・埃を洗い流してくれる雨となるで

しょう。

 

 

※この国には、自然を享受する権利が市民にあるので、誰でも森や公園に

気軽に入るが、植物の枝を折ったり、掘り起こしたり、花を摘んだりしては

いけない。

ブルーベリーやキノコ、木の実などは、摘む、採ってよい。