春が来たかと思ったら、また雪がちらつく、プラスマイナス0度の朝。

自然には抗えない・・・理解しようと努力し、その中で適応し共存する・・・

そんなことを教えてくれる。

 

2015年4月13日の過去録から)

『Life is so ironic. 

 It takes sadness to know happiness, 

 noise to appreciate silence, and 

 absence to value presence. 』 by Sun gazing 

=「 人生は皮肉なものだ。 

  悲しむことによって、幸せ(だった時のことを)を知り、

  騒音によって、静寂(静かな時間・場所)を有難いと感じ、

  不在(誰かがそこにいないこと)によって、その存在の

  有難みを感じる(価値を知る)…。」

 

暑い暑いと文句を言うけれど、寒い暗い冬になれば、日差しが恋しくなる。

雨続きだと、外遊びもできないし洗濯物も乾かない、洪水も心配だ、

けれど、日照りが続けば雨が欲しい・・・水不足を心配し、雨の有難さ、

作物も動物も水がないと生きていけないと知る。

 

何もない田舎に育ち、夜のネオン眩しい都会に憧れる・・・

木綿のハンカチーフ♫ではないけれど、実際、喧騒の途絶えない、

駅でも商店街でもスピーカーから注意を引く声が聞こえ、バスや

誰かが叫ぶ声のする街に出て住んでいると、静かな田舎が恋しく

なったりする。

田んぼのカエルの声、縁側を空けると聞こえてくる虫の声、

窓から聞こえる木々の葉の揺れる音・・・そんな静けさが欲しくなる。

 

休みたいと思いながら働き、休みが続くと不安になって仕事をしたいと思う。

(苦笑)

同じ時間のはずなのに、都会で慌ただしく過ぎた日々と

台所のラジオを聴く朝の、ゆっくり流れる気がする~一人でいる時間。

 

小言を言っていた母の傍で宿題をしていた小学生の頃が懐かしい・・・

もう、私のあれこれについてうるさく言う人はいないけれど、

そんな親の存在があったから、今の自分がいる・・・。

 

春がそこまで来ている・・・

春なのだ。

でも、寒かったり、眩しかったり・・・。

それが人生、、、皮肉なものだねって感じつつも、

ああ、そんなものだったな、、、と思う日々。

 

~ 了 ~

 

読んでくださってありがとうございます。

昨日、3月初めにここを離れて帰国した友人からメッセージが届きました。

毎日会っていたわけじゃないので、普段は、気づかずにいるのですが、

改めて、あああ、もうバスと電車で30分、会いに行く距離にはいないの

だなと、不在を改めて感じました。

そして、そのメッセージをくれた友人のその気持ちがさらに有難く思えました。

不在によって、その人の存在が大きかったことが・・・。

 

この先、会うことも、もしかしたら、ないのかもしれないけれど、

でも、出会ったことに感謝です。

会えてよかった…そんな出会いが、悲しみと共に、幸せも教えてくれますね。