過去録)2011年3月7日
『人生の終焉。その時、何を思うんだろう・・・。
テレビのCM(※)で、けっこう怖い?もの・・・がある。
たとえば、「雪山で遭難したら、雪男が助けてくれるなんてことは・
”あなたの夢の中”でしかありません。= 救援保険に入っておきましょう~」
なんていうコマーシャル。CMの中では、雪山で怪我をした男性の薄れゆく
意識の中・・・、目の前に現れるのは・・・?。
私だったら、薄れゆく意識の中、死の間際、何を考えるのかなあ~って
テレビを見ながら考えた。。。 』
※当時は、ニュージーランドに住んでいた。
先日、また新しい韓ドラを見始めた。
最近よくスクリーン上の新作紹介で帯に出て来ていた作品で、初めはタイトルが
あまりにも普通だったから、見ずにいたのだけど、ある日、その紹介画面に
”キツネの弟”を演じた俳優、キム・ボム氏の笑顔があった。
キツネの弟、と言ったら、語弊があるかもしれないけど、イ・ドンウク氏主演の
「九尾狐伝」というドラマで、彼演じる九尾狐の弟役(九尾狐と人間の半人半獣)
という意味。このキム・ボム氏、(九尾狐伝で、初めて見た?俳優さん)彼の、
なんとも憎めない~悪気のない~(シナリオによっては、もちろん演技の中の
演技)笑顔が印象的だった。
それで、今回見始めたドラマが、「ゴースト・ドクター」。
見始めたら、案外・・面白かったし、謎解きもあって次が気になる・・・展開。
このドラマは、ゴーストとタイトルにあるだけあって、人間の生と死の狭間で
何が起こっているか?~幽霊っているのか?幽霊ってどんな感じ?いつ幽霊に
なって、いつ幽霊じゃなくなるのか?~を絡めた内容となっている。
笑えるシーンもあるし、決して気味悪いわけじゃない。
むしろ、切ない。
薄れゆく意識の中、、、どんな状況になると魂が(意識が)身体を離れるのか?
どんな時に、身体に戻るのか?
病院が舞台でもあるので、幽霊の領域(人間の、意識がないと言われている
状態)は、作者の想像であるとしても、医学的な立場の人たちが、奮闘する
姿を通して、あの世に旅だつ(意識が身体を抜けて戻ってこない)人たちの、
もしかしたら、こんなふうなのかな?という人間だから想像する人情として
の幽霊(?)状態~逝く人たちとこちらとの状況が描かれている。
私好みのドラマであるわけだけど、なかなか興味深い。
「主君の太陽」や「ホテル・デルーナ」「サンガプ屋台」ともちがう、
幽霊の登場の仕方、幽霊(死んだ人の魂・意識)の捉え方。
「明日~tomorrow~」も、意識不明の青年(演:ロウン)が主役陣に
いるが、このドラマとも捉え方が違う。
※「ゴースト・ドクター」は”あの世”がどうなっているかまでは、描いて
いない。
薄れゆく意識の中・・・いや、死の狭間の場合、時には、突然、意識を
失った時・でもあるだろう。
見守る人も、逝きそうな人も・・・必死なんだな、と改めて思う。
ふと思った・・・「必死」という言葉、不思議ですね。
~ 了 ~
読んでくださって、ありがとうございました。
夢から目覚めた時の感覚?とも違うような気もしますが、ドラマを
通して、またアレコレ考えている今日この頃です。