今日、土曜日の午後、、、のこと。

二階から、どんどん、がたがた、だだだだ・・・とかなり煩い音が聞こえてきた。

いったい何をしているんだろう??・

この上は、ベランダのはずなのに、この寒い中、何をしているんだろう???と。

 

まだ日は暮れていなかったが、今日は朝から気温があがらない-2度の午後・・・

ピンポーンと鳴った。

 

ハロウィンのはずはないが、さて、誰だろう???

出てみたら、少年が一人・・・。

スクーターを持って立っていた。

何か話しかけられたが、”スカウト”という言葉しかわからず、

「英語できる?」と聞くと、英語で答えてくれた。

 

ボーイスカウトで品ものを売っています。

何か買ってくださいという。

何を売ってるの>と聞くと、クリスマスオーナメントの箱と、

アドベントカレンダーを見せてくれた。

 

飾りは要らない。

アドベントカレンダー、値段を聞くと、100クラウン(約1200円)。

(かなりお高いと感じたが・・・)

スウィッシュか、現金でもいいという。

それで、現金で支払った。

 

これを何に使うの?と聞くと、

「スカウトでお金を集めているんだ。来年の活動に使う。

何かこの社会がよくなるような活動をしたい」との答え。

 

この近所に住んでいるの?と聞くと、線路の向こう側を指さした。

うちの向かい側、線路の向こうは森だけれど、隣の駅に向かう途中に

住宅街がある。

 

支払うと、その子は、100クラウン紙幣を小さな黒い財布にしまった。

 

これ、12月1日、、、1はどこかな?と、目を凝らすと、その少年が、

あ、ここにあるよ、と(絵の中に、1から24の数字が隠れている)

木の幹を指さした。

ああ、あった! 

ここから順番に、一日、一枚(その日の数字)めくる。

最後は、24日、クリスマスイブだ。

 

気をつけて帰るんだよ、というと、YES,との返事。

暗くなる前でよかった。

 

高いと分かっていても、、、この寒い中、周ってくるその努力に報いたい。

前に、駅前でコーヒーを売っていた子のように、こうしてお金を稼ぐことの

大変さも学ぶんだろうな。

 

周りが暗くなった頃、(日の入りは三時半)、庭に出た夫が、

「二階、すごいことになってる」と言って家に入ってきた。

何だろう?と出てみると、、、、

ベランダの手すりを覆うように電飾が輝いていた。

さっきの、がたがた、ごーごー、どんどん、煩かったのは、孤の飾りを

つけていたからだと判った。

 

うちも、リンゴの木の電飾、、、そろそろ点けようか・・・。

今日は、アドベントカレンダーも買ったことだし、今年は、童心に帰って

12月1日から、、、めくろうか・・・。

 

今年も、ろうそく売りの少年たちも来るだろうか???

現金、もう少し用意しておかなくちゃ・・・、

また高く売りつけられるんだろうな~。

そんなことを考えた私はよほどお人よしなんだろうか???。

ま、いいや、それで彼らのニーズに一役買えるなら・・・。

 

~ 了 ~ 

 

読んでくださってありがとうございました。

今日のおやつは焼き芋作ってみました。

寒い日は、熱々のがイイですね~。