あの世の話と関係ないようだけれど、あの世のことを、またあれこれと

思い返している数日間、これは、韓ドラ『明日~tomorrow 』を

見終わったゆえである。

 

私に”あの世”とか、この世とあの世の繋がり、生まれ変わり(輪廻転生)、

死後の世界、魂、幽霊などを思い起こさせる韓国ドラマは、案外、多い。

ネットフリックス配信のドラマの中で、自らそういった傾向を好んで見て

いるせい?なのかもしれないが・・・(苦笑)。

たとえば・・・

『主君の太陽』『サンガプ屋台』『トッケビ』『星から来たあなた』

『花遊記~コリアン・オデッセイ』『シークレット・ガーデン』

『ホテル・デルーナ』『ミッシング~彼らがいた』『知ってるワイフ』

『ハベクの新婦』『ある日、私の玄関に滅亡が入ってきた』

『彼岸の花嫁・The Ghost Bride』(台湾とマレーシアの合作ドラマ)、

そして、最近見終わった韓ドラ『明日~tomorrow』

 

※この世に残った人の視点から逝った人を想いながら、生きるドラマに、

『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理しです』があります。

このドラマも、おススメです。(あの世の部分はでてきません)

 

さて『明日~tomorrow』は、一話を見始めた時、”あの世”の設定が私の

好みではなくハイテクすぎて、また主演女優にイマイチ心が動かず(けっ

こう乱暴なアクションシーンがあったので)見ずにいたのだけど、

(他に見ていたドラマが英語字幕のが増えていた一方で)このドラマは

日本語字幕で見ることができた。

それで見終えてなお頭から離れない『ヴィンチェンツォ』はまりながら、

抜け出すためにも他のも見ようと視聴再開。

そしたら、前半はそうでもなかったのだが、後半、ストーリーの伏線の

糸(意図)が解かれ初め、そちらが気になって最後の数話は、一気にみて

しまった。私好みであった?とは言い切れないけれど、興味のある範囲

~あの世系~だったゆえに・・・。

 

また、初めの頃、一&二話に出てきたような、あの世の設定(走馬灯という

名には惹かれたが、会社の会長はまだしも、社員や課長たちが、私の思う

”あの世”の者とは思えない感じのひどい人間たちで・・・)が、現代的すぎ

たのと、そこに管理者として置かれている者たちの、あの世らしからぬ言

動が、私には受け入れがたく・~これは最終回にもいえることなのだけど~

その私が違和感を覚えた部分は別として、このドラマに作られた”走馬灯”と

いう会社名、「韓国の人々にも、走馬燈(走馬灯)って馴染みがあるのか

な?」という素朴な疑問も興味を引いた一因。

 

このドラマは、自殺する可能性のある人を、この世にいるうちに助ける=

死神が人を助ける=死なせないようにする~というのが基本の筋書き設定。

 

これには、”死神”という存在達が出てきて、~この死神というのも、

『トッケビ』や『ホテル・デルーナ』同様に、西洋のタロットカードに

あるような感じの死神ではなく、あくまで、この世から逝く人を導くた

めの、あの世からやってくる使者~ この世の人たちを助けるのだけど、

彼らは、走馬灯会社に”死神として就職”契約する際に、最後の前世(最

新の前世?)だけは覚えているとされる。また、”人々は赤い糸で縁

(えにし)が結ばれていたりするが、自殺するとその縁が切れる”(家

族であっても、自ら縁を切ったとして前世の記憶から消される=新たな

出発を促すためでもある=)”とか、あいにく私の哲学・考えとは違う

ところもある。  

~ドラマ『「ホテル・デルーナ』にも、"赤い糸で結ばれた縁を切る、切ら

ない"というのが出てきた。心中したうちの一人は命は助かったのだが、

死んだ幽霊状態の一人が糸を切らないので、目覚めないままだった。そこ

で、赤い糸を切って(幽霊は三途の川へ)病院の相手を目覚めるようにし

た云々。~というのも。

切れるかどうかは別として、”赤い糸”の縁は、この『明日』には、時々、

登場する・・・・人間の目には見えないが、死神には見える赤い糸。

どちらの設定も、赤い糸というのは、男女の仲だけのことなのかもしれ

ないが・・・。

 

こちら、『明日』のは、出てきた方は:

病気で亡くなった女性が、病室のベッドの傍らにいる家族との別れを

惜しみながらも、迎えに来た死神に、数年前に自殺であの世に逝った

「これで娘に会えますね?」と聞くと、死神は「娘さんは自殺だったた

め、これまでの家族(人々)との縁が切れたので会えません」という

シーンがある。

ドラマ中の”あの世のシステム”ではそうなのだけれど、私からしたら、

そのお母さん、死にゆく自分を辛そうに見る家族を置いていくだけでも

苦しいのに、一つの望み…あの世に行けば娘に会える、というそれすら、

消えてしまって、、、あのお母さん、可哀そうだったな・・・。

私のセオリーでは、たとえ自殺しても、それで周囲との縁が切れるわけ

ではないから。 

**ジョエルのアルバートからの合図も、他のあちらへ逝った人からのシ

グナル(合図)を考えても、自殺したからと言って、それまでの縁が切れ

るわけではない。**

 

~この『明日』に限らず『サンガプ屋台』もそうだが、韓国には、クリス

チャンが多いせいか、自殺者への視線が厳しいというか、自殺で逝った死

者は、他の死者よりも厳しいもの(行き先であれ閻魔様の前での裁きであ

れ)が待っているという設定(ドラマ)が多いように思う。

 

そんな設定だけれど、この『明日』での救いは、主人公でもある女性が、

前世、李氏朝鮮時代に自害した(ゆえに地獄に逝ったが、後に救済される)

その理由は、それ以外の選択がない(と迫られ)・なかったからゆえと

判明し、それまで自害する人を”弱いからだ。自害は人が最大の間違いだ”

と責めた者が最後に理解を示すこと・・・だと思う。

このドラマには、≪≪誰だって生きたい・・でも、行き止まり(文字通り、

”生き止り”のように感じるんだと思う)で、”死”以外の選択がないよう

に考えてしまう、という≫≫ 状況が、繰り返し出てくる。

そんな彼らを救おうとするのが、”あの世”の走馬灯会社の危機管理チーム

(主人公たち)。

 

私が違和感を覚えてしまった~私の”あの世”関連のセオリーと異なる~

箇所は: 

①自殺者の行き所と②会社(走馬灯の設定、職員たち)の有りよう、と

人気俳優ロウン氏演じるジュヌンが、③前世は、太平洋戦争後半、韓国

(朝鮮)が日本の植民地支配から独立しようとしている時(1945年

前後)に若者(20~30代前半)だったのに、60年後の現代(20

20年前後)に、すでに20代の若者として転生していること・・・。

~ということは、独立を求めていたころに彼は若くして命を落とした

(死んだ)ことになり、また、1990年代に生まれたことになるけど、

私のセオリーからしたら、”あの世”に居た時間というか転生までの間隔が

短すぎる。

~※)ドラマ中で、1945年頃に女学生で、2020年に80歳くら

いの女性が、ジュヌンを見て、「あの時助けてくれた人に似ている(前

世のジュヌンという設定)」というんだから、年齢としては、死なずに

老人として現代に生きていてもおかしくない。 

それなのに、転生している、、。

 

ギリシャ時代のような昔とは違い、近代は、全般的に転生の間隔が短く

なっては来ているが、同じ時代に生まれかわることは(前世の家族も現

存しているかもしれない)あまりない~死後、この世の時間で約60年

は経過した後で、転生し生まれるのが、これまで学んだ私のセオリー。

1945年に死んだとしても、早くて2000年に誕生、ぎりぎり20

20年で二十歳・・・でも、ジュヌンは、すでに何社も落ちている就活

中の青年。 

あの回(慰安婦像と朝鮮半島が日本の植民地化された末期のストーリー)、

自殺を食い止めるというドラマの本筋は、この回のストーリー中、10%

ほどしか触れられず、その他の部分~日本軍やその後の日本と韓国の歴史

認識問題~に焦点が、当てられた気がする。

~(過去の話に登場する女性たちが、苦しくても自害せず、生き延びてき

たという点は良いけれど)~

それゆえ、おそらくロウン氏のかっこいいシーンを創りたかったのか、

ドラマのストーリーとして盛り上げたくて、彼の転生をシナリオに入れた

のか_成り行きは分からないが、ロウン氏が日本軍の悪い奴らをやっつけ

て、朝鮮の女性を救うというヒーロー的な筋書きは・・・視聴者へのサー

ビスなのかなと勘ぐってしまったくらい、、、。

ここで、転生の間隔が短いなあと、気になったのは、転生の間隔をそう見

ていたのは、私だけだろうか???

 

◆他の話で、先に死んだペット(犬)が、50年後に寿命と全うし、あの

世にやってくる飼い主を出迎えるシーンがエピローグで”50年後”として

出てくる。また別の話の、死産で、あの世に逝ってしまった赤ちゃん”みつ

ばちちゃん”の魂が、「今度生まれかわる子たちです~」と数人の子供と

一緒に会長の前に出てくるシーン。

「みつばちちゃんは、だれ?」と聞かれて、はーい!と手を上げる。 

これは、同じ(ドラマ中の)回ではあるが、犬と飼い主のように”〇年後”と

テロップに出てくるわけでもないが、死産= 生まれていないので、望めば、

数年内に再びその両親(または両親のために、別の人から生まれる)のとこ

ろに転生していく、、、ことは有りだと思う。

=とはいっても、妊娠期間は約9~10か月なので、基本的に死産後、一年

ほどは経ってから、生まれていくだろう・・・。

■子供の魂は、生まれるまで(臨月近く、7~8か月を過ぎるまで)母体内を

出たり入ったりする。子(胎児)側に生まれる覚悟がてきない場合には流産も

ありえるし、両親や周囲との関係で死産や流産だってあり得る。

子供が無事に生まれないのは母親のせいだと思われがちだが、胎児が生まれる

ことに消極的な場合、または、親に死産などの経験が必要とされる場合、生ま

れないという選択をすることもある~というのが私のセオリー。 

※私のセオリー: ちゃんと胎児及び胎児の魂は観ているし聞いている。

彼ら側から、生まれることを辞めることもある。

中絶だって、子供(胎児)の了解がなければ、この世で、叶わない。

双方の魂上の了承があって、誕生、死産、流産、中絶などが生じる・ありえる※

 

よく、”この世は魂の学びの場”という人がいるが、そうだとしたら、誕生も

流産なども、それらを体験することが、その人の(その周囲の人の)学びにな

る…と考えればいい。 

何が起こったかではなく、それで(その後)どうするか、が肝心なのだから。

 

このようにいくつか私のセオリーとは違う点も多々あれど、久しぶりに、

”あの世”のことを考えた。

 

※日本の植民地だった時代の話も出てくるので、その関連が嫌な方には向か

ないドラマ。

**自殺者であっても、あの世で救われることを私が指示する理由⇩⇩。

**「Signals / An inspiring story of Life After Life」 Joel Rothschild 著

 **「Dying to be free 」Beverly Cobain & Jean Larch 著 

 

 

あの世のことなど、生死観や霊的、スピリチュアルなもの、世間の信仰などに

ついて、いろんな考察がされているコラムを読むことのできる興味深いサイトが

ありましたので、興味のある方、(すでにご存じかもしれませんが)ご覧ください。

”走馬燈”の関連を検索していて見つけたものです。(葬儀会社のサイトのようです)

 

 

 

関連すると言えばする、スピリチュアルなもの、生死観から、宗教に関することなどの

コラムが載っています。

つい、輪廻転生、ハロウィン、ゼロ・ポイント・フィールド、シュタイナー、

スウェーデンボルグ、御経、気になるあれこれ・・・について読んでしまいました。

 

 

 

その中で、⇩この一部に、ひっかかったことがあるので、(その他の記事、コラム

の内容について、全て賛同とか同じ考えというわけではありませんが)、異論と

いうほどではないのですが、私自身のことを書くことにしました。

 

 

⇧これを読んで、ひっかかった個所はこちら⇩。因みに・・・(私の考え)

>>~前略~ 特に禅系に多いように思われるが、霊魂の存在や死後の世界を

解かない仏教は知的でエラいというような風潮が見受けられる。しかし誰にも

平等にやってくる「死」を前に、宗教がクールな哲学ぶっていてどうするのだと

言いたくならないか~ >>

 

因みに(私の考え)、我が家(実家)は、禅宗・曹洞宗、300年ほど前から…。

お葬式や命日の法要には、舎利礼文がよくと萎えられるので、娘も小さいころに

暗記してしまったほど・・・。

確かに、この世の次にはあの世が在って~という具合に死後の世界の話をされ

ることがなかったり、唱えられたりしないのかもしれないが、まずは、死者が

無事にあちら側に旅立つように・・・あちら側で無事であるように、それを願う、

祈ることが、こちらにのこっている者の役目であり、そうすることで耐えきれ

ない想いを伝え、故人を偲ぶことで慰められ、逝く人を見送ることができるのだ

と思う。うちの仏壇の横に額があるのだが、『静霊』とある。 

 

まさに、死因が何であれ、逝った人には、そうあってほしい。

~なぜ、死後の世界への言及が少ないかって?、

本当に完全な彼岸・あちらから、”帰ってきた人”がいないから、

それをどう喩え、唱えるかは、二の次だからではないのか?、

この世にいるものが、あの世に逝った人たちを想って、”自由”に想像

してもいいからではないか?と私は思う。

 霊魂という言葉は使わずとも、ご先祖様(の霊)がお盆に帰ってくることや

あの世から見守ってくれることは、我が家では当たり前のこと・・・。

死後の世界の話を説かれたことはないけれど、在って当然と思ってきたもの。

西洋で、好んでピックアップされている”禅”は、霊魂に関係していないのかも

しれないし、死後の世界をリンクさせた考えを持たない部分なのかもしれないが、

禅宗は、他のモノより、地味に死に近い、、、私はそう思って生きてきた。

だから、いつもいうのだ。

私が死んだら、、、あの世で、ご先祖様に伝える・・・これ以上、子孫が

あのお墓を守ることはないだろうけれど、どうか、時代の流れを受け入れてくだ

さい、と。

 

~ 了 ~ 

 

韓国ドラマの感想から、あれこれ書きましたが、読んでくださって、

ありがとうございました。

なかなか韓国ドラマ沼から、離れられません、

 

ネットフリックスといえば、、、米国のドラマ”LUCIFER /ルシファー”は、

大好きです。

キリスト教の、通常の天国・地獄・悪魔・天使の考え方に異論を加えて

いるゆえで、このドラマ中の、ルシファーの存在は、私には、悪ではなく

神の化身に想えるから・・・。

最近の私のお気に入り韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』の沼に入ったのも、

同じ理由かもしれません・・・『悪魔を追い出すのは悪魔だ』。

 

 ~~終わり~~