タイトルに、「韓ドラ」効果と書いたけれど、

石を投げると水面に円い水の紋が広がるように、

(メディアでよく”波紋が広がる”といわれるのとは違い、私の今回の

場合、いい意味で広がった・効果)

どこかで蝶が羽ばたくとどこかで木が倒れる?だったかな、

バタフライ効果・・・というんだろうか???

とにかく、、、昨日、少しだけウキウキした話。

 

最近、ネットフリックスで見終わった韓ドラ【ドドソソララソ】♫

コアラさんが主演で、&「還魂」※でいいなと思った俳優、イ・ジェウク氏も

主演だし(以前、テロップや予告を見た時は、ドタバタ・ラブコメディのイメ

ージがあり、見ずに居たけど)、軽く見たいとおもって・・・見始めた。

 

  私も、韓ドラ・ドラマについてネット上にいろんな評が出ているのを

  一応読んだりする。

  なので、この作品の評・感想の中に、最後の2~3話が納得いかない

  ということを書いている方々が多いのは承知のうえ・・・。

  ~私も、ある方のブログを読んで(この方も、不満というほどではない

  けれど)”ちょっと・ここ気になります、もう少し時間(状況が分かる場

  面や台詞)を使ってほしかったな”っていう部分の、まるで私の気持ちを

  代弁してくださっているかのような記事を読んで、ああ、共通するものは

  あるんだな、、、と思ったことも確か。 

  それらひっくるめても、私にとっては「また見たいドラマ」「スピンオフ

  あったらいいな」と思うくらい、気に入った作品。

 

あらすじや、人物評価、キャストのあれこれは、韓ドラや韓国に詳しい方が

ネット上にたくさん書いておられるので、私はそれらに触れる必要も(ブログに

書くのは、あくまで私の個人的感想)ないので、省くとして・・・。

このドラマには、音楽(主にクラシックピアノ)が多く登場し、それらがいい!

というか、それで癒された…(ブログに、私が”韓ドラに癒され”と最近書いて

いる中にはこのドラマのおかげも多い)。

 

それに、ドタバタコメディ?と思ったのは私の大きな勘違いで(予告がそんな

場面ばかりだったから)むしろ、くすっと笑えるところや、え?っ現実に起き

る?(笑!みたいな)ってところはたくさんあるけれど、コメディドラマでは

なくほろッと、ジーンと感じる出来事の多いドラマ。

私が見た中では、”ロマンスは別冊付録”や、”プロデューサー”っぽい感じ?

 

第一話から、私としては(年のせいで、涙もろい?還暦間近)、涙がにじむ

場面がでてきて、うううっと泣いてしまった。

   幼いころの主人公(ララ)が、ピアノのコンクール(発表会?と思ったけど、

 でも、審査員がいたからコンクールなのかな?)で、曲の続きを弾けず、

 同じところを何度も繰り返して弾いていると、審査の鐘が「コーン!」と鳴り、

 ララは、会場に客席の方を向いて、涙を浮かべてしまう・・・。

 その客席でクスクス笑い声のする中、お父さんが、すくっと立ちあがり、

 ララに向かって、「blavo!(ぶらぼー)!」と拍手をする・・・。

 ララは、頬をつたう涙の顔を上げて、にこっと笑う。。。

 

ネットの評・感想でも書かれていたように、ピアノを習ったことのある人なら

分かるであろう、”あるある”が、けっこういろんなところに出てくる。

たとえば、この第一話のシーンだって、他人事じゃないと思った視聴者もいると

思う。

ピアノのコンクールじゃなくたって、発表会でも、けっこう緊張する・・・。

幼いころの方が緊張しなかったと思うけど、だんだんとモノが分かるようにな

ると暗譜していても忘れたらどうしようとか、指が覚えてると思っても、どこ

かでミスったら続けられないんじゃないか?とか、もやもやした不安を感じて

いたのを私自身も覚えている。

 

そんな具合で、ドドソソララソは、コメディでもあるし、泣けるし、曲に癒

されるし、主人公二人の行く末も気になるし、韓ドラの定番?の(ハッピー

エンドの前にカップルが分かれるとか遠距離になるとか・そういう障害も有る)

ドキドキというか、え?なんで?というか、~それは”お約束の展開”なら、しょ

うがないと思って・甘んじて受け止め~そういう展開も含まれるドラマ。

私としては(最終回の展開への賛否は別)設定・筋書きも嫌みがなく、人々の

暮らしぶりも理解できる範囲だったと感じている。

それに、各話の最後に、エピローグとして、物語の伏線~いうならば、別のカメラで

とってる場面のような?~が短く出て来て、物語のその後のヒントになったり、

後から繋がるようになっていたり、ナニコレ?とドキドキしたり、、、この

エピローグも、”次回のお話予告"とは別なので、楽しみだった。

その上、音楽で癒された・・・♡。

 

バタフライ効果の前に長く書いてしまったけど・・・ここから、本題。

つまりは、このドラマに出てくる曲の一つが、私の頭から離れず・・・

それによって、歌曲の本を開いてみたら、あ!あった!となり、、、。

伴奏は自分で弾くとしても(練習)~YouTube で伴奏用というのもみつけた~

イタリア語の発音が自己流では嫌だなと思っていたのだけど、昨日、思い立った。

ここで知り合ったイタリア人のJさんに、指導・発音を教えてもらおうか?と・。

 

数日前に書いた【星空が見えた】の記事にある曲…

マルティーニ作曲「愛の喜び」♬

 

彼女は、歌曲を歌うような仕事をしているわけじゃないけれど(そういうのは

Youtube でも聴けるし)単語一つ一つの発音をまず、知りたいと思って・・・。

それで、久しぶりに連絡してみた…まだ、この国にいるかな?最近、見かけない

からイタリアへ帰ってしまったかな?と気になりつつ。。。

 

案の定、自身の仕事のために、イタリアと行ったり来たりしているらしかったが、

この国には、まだ駐在中だった。

それで、イタリア語の発音をチェックしてくれる人を探しているんだけど、と

いうと・・・彼女自身、外国人にイタリア語を教えた経験もあるし(イタリアで

イタリア語を教える仕事もしていた)ということで、引き受けてもらえることに

なった。

「でも、私は歌曲…歌えないよ」と言われたけど、そこは、私が歌うのを聴いて

もらって、チェックしていただければ十分・・・私の場合。プロではなく、

趣味の範囲の自己満足(人前で歌うわけでもなく)のためだから・・・。

 

Jさんにイタリア語をチェックしてもらえると決まって、気持ちがうきうきした。

 

これも、韓ドラを見続けてる、韓ドラのおかげ…韓ドラ効果?!

 

「ドドソソララソ」ドラマを見て、そこで感じた癒された時間…だけでなく、

歌ってみようかな、、、という気になったこと・・・。

Jさんに連絡してみたら、承諾してもらえた(よかった!)、、、。

私の心にも、少し”やる気効果”が生まれた。

悶々と鬱鬱しているだけじゃ、どうしようもないと解っていたけど、自分を

元気にするって、案外、難しい・・・どうやったら元気が出るのかな?と

悩むわけで・・・(苦笑)

 

この脳内を流れ続ける曲におぼれながら、昨日、ピアノ伴奏の練習も含め、

歌ってみようと思い切ってJさんにお願いしたことで、小さな楽しみが

生まれた。誰のためというわけでもなく、自分が自分で歌いたいと思った

曲・・・歌えるようになったら、、、嬉しい♫

 

ドラマ「ドドソソララソ」で、初めてのコンクールで涙したララ(主人公)が

その後、20年ピアノを続けた理由、、、(ドラマをご覧ください)のように、

自分で、その曲を、、、弾きたい、歌いたい・・・それが、次のステップに

踏み出すきっかけになる~勇気というか、気持ちの切り替えをくれた、

そう思う。

 

~ 了 ~

 

長い韓ドラについての前ぶりがありましてすみません。

読んでくださってありがとうございました~。

 

 

※イ・ジェウク氏= 私は「還魂」を先に見てしまいました・・・。

 なかなか、、、渋いですね、彼。若いのに…いい感じです。