2023年10月16日

 

パリ、、、Paris、、、憧れを抱く人は多い。

(今、パリにいるわけではありません)

 

健康診断・胃カメラのアポのため、朝早くから街に出た。

 

頭がまだスッキリとはしていないような気もするが、健診の後、

お腹が空いたし、コーヒーも飲みたい。

ここの近くに、どこか〜自分でいいなと思える〜カフェがあったかな?と

歩きながら考えること数分。

 

徒歩五分ほどのところの、Foschに決めた。

Fosch Artisan Patisserie (洋菓子職人の店・フォッシュ)

 

フランス風、、、パン屋兼カフェ。

 

 

シャンソン♫が流れる。

 

朝食セット、ちょっと高いけど、胃カメラを耐えた自分への慰めとご褒美。

(約1500円~この街の場合、これでランチなら安い方なんだけどな~)

コーヒーと、ヨーグルト(グラノラ、ラズベリーのジャム付)、

パン・オ・ショコラ(チョコレートの入ったクロワッサン)、

フレッシュ・ジュース(ビートルート、生姜、リンゴ、オレンジ、レモンの

ミックス)=これは、初めて飲む味。

 

 

席数は多くはないが、明るく、夏季は〜今も〜 外にもテーブルも出ているので

陽を浴びながら、外で新聞を読んで読んだりしている人も多い。

紅白に塗られたスチールの椅子とテーブルの他に木製のピクニック用によく見る

テーブルとベンチもある。

なんと言っても、屋内は一人でも入りやすい。

円形の窓、壁に沿って革張りの椅子が並ぶ。

クッションが等間隔に置かれて、窓の下の背もたれに温かみを添える。

小さな丸いテーブルを寄せれば、数人で語らうにも問題ない。

 

通りからの入り口側のもう一方にはアパートのコートヤードがある。

コートヤードに続くペイブメントにある席なら、少々の雨には濡れない。

 

天井から吊される電気も控えめ

床は木目調。

 

35年ほど前だろうか、

残念ながらとても記憶は薄いけれど、パリに行ったことは、一応、ある。

夜行列車で到着した日と、その翌朝の、朝ごはんを2回、食べたはずだ。

よくテレビで見るような、店の入り口の左右にある外の席でカフェオレと

クロワッサン、、という図を体験したはずなのだが。。。

 

そう、あの頃は、カフェ・ラテより、カフェ・オ・レの方が、日本で通用していた。

いつのころから、カフェ・ラテばかりになったのか? 

何をもって フレンチスタイルというか、私に批評なんてできないけれど、

一つ言えるのは、その店でかかる聞こえてくる音楽で雰囲気を味わうのかもしれない。

 

シャンソンだったりポール・モーリアのような曲調(イージー・リスニングの類)

だったり、いずれもフランス語を載せる調べ。

それが、周囲の異国の言葉を覆う、、、そして、フランスっぽい気分に浸る。

浸れる。。。

 

フォッシュは、いつ来ても、静かでいい。

クロワッサンをはじめとするパンの他、朝食、ランチメニューもあるが、

ケーキも、他の店にないものがあるし、マカロンの味の種類も多い。

 

恋人や夫婦のような?二人連れで語らっている人、

家族で朝食だろうなという人、、、いろんな人が来るけれど、

独りで雑誌を片手に~そう、タブレットやスマホの人の他に~くつろいで

いる人もいる。

住宅街で通りに面しているのに、車の往来が多くないこともあってか、

静かだ。

 

 

朝ごはんをと思って入ったのだが、ああ、なんとなく異国情緒・・・。

コーヒーの匂い、クロワッサンのさくっとした味わい。

静かにシャンソンが流れ、パリってこんな感じ(外ではなく店の中)だった

かな?なんて思ってしまった。

 

~ 了 ~ 

 

先週のこと(⇧)です。

カフェのことを書こうと思った時は元気だったのですが、健康上の理由もあって、

記事にまとまりをつけられず、投稿がおそくなりました。

コーヒー/カフェには目がない私ですが、この街ではカフェ巡りのメモをつけて

居ませんでした…理由は、書きづらいですけど(コーヒーがニュージーランド

や南アほど美味しくないというか・苦笑・)、たくさんカフェはあるけれど、

ケーキもどこに入っても似たようなもので、特徴を探すのが難しい・というか…(笑)。

お気に入りはあれど常連になるか?っていうと、それもまた別の話で・・・。

そんなわけでカフェ関連は書かずにきましたが、自分のこの街での思い出の一つにと

書くことにしてた次第。

読んでくださってありがとうございました~☕