紫色の靴下。

 

結構気に入っているのに、片方の足の、指先に穴が開いた。

かかとも擦れていないし、まだまだ履けるのに・・・。

 

裁縫道具の中に、日本から買って持ってきた数色の糸。

紫色もあった。

 

穴を縫って塞いだ。

そりゃ、糸の色は靴下の色と少しだけ違うし、

縫ってあるのは一目瞭然。

でも、満足!

 

一昔前、よく靴下の穴をかがったり、縫ったりして、塞いで、

その靴下をまた履いた。

娘が通った中学は、靴下(ソックス)にも制服に準じた指定があって

その靴下が・特に冬用のハイソックスが、弱くて、すぐに穴が開いた。

買い足すのはもったいなくて、何足も穴を縫い、娘に履かせた。

~その辺り、娘も解ってるから、嫌がらず、履いて通ったっけ・・・。

今だって、気に入っていて、穴や擦れた場所が一か所くらいなら、

捨てるにはもったいない。

だから、穴をふさぐ。

 

家庭科の授業は得意ではなかったし、成績表はいつも”平均”だった

けど、はい、確かに役に立ってます。

 

上手にできたとか、家庭科の授業で褒められたとか、そんな記憶は

ないけれど、ボタン付け、ちょっとした小物づくり、ズボンのほつれ

た裾を直す等、裁縫は役立っている。

 

料理?、それは、また別の話…。習ったことは役に立ってると思う

けど、主婦を何年もやってきていても、”得意”の域には達していない

・(苦笑)。

 

靴下の穴、まだ大丈夫と思う靴下なら、片足の一個ずつくらいの穴が

あいても、これからだって、いくらでも縫う。

そして、履く。

 

 

~ 了 ~ 

 

読んでくださってありがとうございました~。

昔は、よくズボンの穴も塞いで(パッチ)、履いていたと思うけど、

近年は、ジーンズの膝の部分やお尻の下の部分に、わざと穴をあけたような、

すり切れた状態で履いている若者も多い・・・。

あれは、あれで、当人がいいなら、いいけど、、、でも、見苦しいなと

思うことも有る…だって、冬は寒そうなんだもん。