過去録から) 2013年9月22日の日記。

「毎日、引いて観る今日のカード・ことば。

【I can rely and depend on my inner strength. 】 

 これが、今日のカードに書かれていたことばだった。

 たとえば、、、自己憐憫の罠に陥ることはたやすい。

 自己憐憫は、鬱とは違い、わずかな気持ちの持ちようの変化で抜け出す

 こともできる。

 が、カウンセラーの中には、「自己憐憫は怪物だ」という人がいるくらい

 そこに陥ると、厄介だ。

 私にはその経験がある。 

 昔、私は、友人に自己憐憫に陥っていると指摘されたことがある。

(まさか、そんなことはないと心の中で反論した。自分をさらに正当化しよう

 としていた、が、冷静な自分は、その指摘が当たっていると解っていた。)

 自分は、憐れな人間ではないと気づくことが一歩。。。

 うまくいかなくても、情けなくなんてないし、間違ってもいない。 

 時間はかかるかもしれない、他の人とは違うかもしれない。でも、私なりの

 やり方で進めばいい。

 今日も、思い出す、彼女からもらった手紙に書いてあった「自己憐憫」の

 文字を見た時のショックを・・・。

 でも、感謝している(私と気まずくなるのを覚悟で指摘してくれた)。

 あとは、「Inner strength」それ次第だ。   」 

 

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⇧の日記は、おそらく10年前のあの頃、引っ越し先が見つからず、しかし、

周囲とうまくやりたいけれど、世代や時代のギャップも有り、また以前と

ちがってしまった(二度目の土地だった)ことへの失望(20年前に比べ、

状況が良くなったとは思えず)もあって、そこに再び暮らすことになった

自分と周囲との折り合いの付け方に悩んでいた。

そんなときのカードで、そしてその友人の言葉を思い出したのだ。

「こんなところに今いる自分」を嘆いても、憐れんでも仕方がない・・・と。

 

【I can rely and depend on my inner strength. 】 

=「私は、自分の内面の力に、自分自身に頼ることができる」

(邦訳:ブログ筆者)

 

 他人のこと、周囲のことをあれこれ責めたり、非難したところで

状況はたいして変わらない・・・だったら、自分の(状況に対しての)

捉え方を変える方が、、、というか、それならできる。

 

期待値が高いとがっかりする。

だから「20年経ってもこの状況・・・」というのは残念だけど、でも、

悪いことばかりじゃない・・・昔の友達との再会は嬉しいし、周りの景色は

美しい!という、問題だと感じているのとは違う点に目を向け、自分にとって

楽しいことはないかな、と探してみたり・・・。

ちょうどこのころ(2013年、日記を書いたころ)新しい出会いもあって、

アレコレ互いに、その土地での生活について愚痴を交えて情報交換をしたり、

そんなこともできるようになっていた。

まだ、出会ったばかりで親しいとはいえなかったが、”誰かに自分の状況を話し

て、相手がそれを理解してくれる”~解決策を見出すというのではなく、単に

状況について互いに「そうだよね~」と語り合うだけでも救われる~というのは

双方にとって有難いことだった。

そんなわけで、

「Innner strength」自分自身の、内面の力・・・精神力であれ心理的影響であれ、

外部・他人からの与えられる何かではなく、自分の体力=耐力というか・・・。

  

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もうすぐ、10月、⇧日記を書いたころ住んでいた南アフリカプレトリアは、

ジャカランダの季節だ。

街の並木道が、薄紫の染まる・・・美しい初夏。

治安や停電など、様々な問題は抱えているが、それらは人力・人の力、人々の

考え方や働きで何とかできる問題だ。

それらは、自然災害とは違い、社会づくりによって防げる”問題”・私はそう

考えている。治安や戦争は、人々が作り出す問題であり、人々が解決できるもの。

~他方、地震や台風は、自然との共存が求められる。なんとかしょうにもでき

ない・自然を征服などできないから。日本など自然災害の多い土地の人々は

昔から自然と共存することを学び、対処法を見出してきた・・・防災。~

 

だから、視点を変えて・・・

自己憐憫に陥りそうなときは、風にそよぐ木の枝でも見てみる・・・

海や川の波、流れの音を聴いてみる。

自分の長所を思い浮かべてみる・・・ 自分は案外強いのだ・・・と。

 

~ 了 ~ 

 

頭痛・鈍痛はまだ続いているけれど、知人から、日本からのお土産にと

美味しいクッキーをいただき、嬉しかった昨日・・・。

そんな小さい好いことを数えて、まあ、人生そんなに悪くないと

想うわけです・・・。

読んでくださってありがとうございました~。