なんていうか、、、私はそれほど非社交的でもないし、

でも、そんなに積極的に周囲と交わろうとする方でもない。

成り行きに任せながら、でも、近所の人とは知り合いたいな、

うまく付き合えたり、友達ができれば嬉しいかな、、と

そんな考えで過ごしている・・・まあ、日本でも外国でも・・・。

 

この土地柄か、地元の人と親しくなるのは大変だ、という意見、感想を

よく聞く。

彼らが不親切だというのではなく、(むしろ、一般的には親切)

一見、不愛想だけど、尋ねれば親切に答えてくれたりと、それほど

嫌な思いをすることはない・・・(前にも書いたような気がする)。

ただ、個々に親しさを感じる関係を築くのは、別だ。

子供が幼稚園や学校に通っていれば、子供の友達から大人の繋がりも

広がるかもしれないが、私の場合、今、それは期待できない。

 

親しいってほどじゃないけれど、

この人、地元の友達です~と紹介できる仲でもないけれど、

今日、ご近所のSさんが、私を見かけて手を振ってくれた。

Sさんは、お友達と、二人でそれぞれベビーカーを押しながら

お散歩中のようだった。

 

こちら、アジア人なので目立つし、少数派だから覚えてもらいやすい。

私からは、地元の人と親しくなりたいとはいえ、毎日顔を合わせる仲でも

ない限り、なかなか顔を特定できなかったりする・・・。

ご近所のSさんも、多数に交じる普通の白人で、美人だなと思った印象は

あるけれど、他には??? 

~特別背が低いとか高いとか、髪の毛の色をピンクに染めてるとか、

外見で覚えやすい特徴があれば別だけど~ 多分、スーパーで見かけても、

彼女だ!と認識するのは難しい(5割の確率で、間違えるかも)。

 

ま、とにかく・・・。

Sさんが私を認識してくれて、手を振ってくれた、、、ということに

とても心が弾んだ。

 

なんてことないんだけど・・・うれしかった。

 

私は、買い物に出る途中で、手を振り返してそのまま行き過ぎたけど、

認識してくれている、、、ということが嬉しいなと・・・。

 

ここに住み始めて二年と五か月。

日常生活に馴染んできたとはいえ、ご近所づきあいはまだまだだ。

国民性というか、彼らの気質は、(例えば)誰でも気軽にウェルカム!の

ラテン系とは違う、、、ので、距離の縮め方は難しいようだ。

こちらが、仲良くなりたいからと、土足で上がる来むような積極的は礼を

欠くし、嫌がられるだろうから、

少しずつ、「ああ、この人はこんな人かな」と分かってもらって、、、

お互いに、無難な天気の話とかをするようになって、距離が縮まって

いったら・・・そういう方がいいかなと、思う。

 

引っ越してきた時、私はあいさつに行ったのだけど、、、そういうのも、

ここはあまりしないのだそうだ・・・。

Sさん宅に行った時、そう、びっくりされた~ ドアベルを鳴らして、

扉が開いた時、え?だれ?どうして?って、彼らが思ったのは確かだ(苦笑)。

~引っ越しの挨拶はしなくても普通だということは、その後、分かった。

お二階が越してきた時も、会ったら「は~い!」というけれど、

「引っ越してきました、よろしく云々」は、二家族ともなかったなあ。。。

 

ちょっと嬉しいことがあった、、、というお話でした。

 

~ 了 ~ 

 

今週末、夫がようやく”夏休み”を取ります。

その辺りのことは、また後日。。。

 

読んでくださってありがとうございました~。

 

 

PS

ニュージーランドに居た時、

それまではご近所で集まるなんてことはなかったらしいが、

南島のカンタベリーで地震が起きた時、

ある家が発起人となって、ご近所(同じ通りの家々)が

集まった。

やっぱり、何かあった時に、誰が・どんな人が・どこに住んで

いるか、お互いに知っておく方が防犯にも、また、お互いの

助けにもなる、、、。

いざという時に、連絡を取りあえる、、、それも大事だ。

日本は自然災害の多い国で、昔は(うるさいなと思いながらも)

ご近所づきあいが着いて回った・・・回覧板を回しあうとか、。

新年のあいさつの会があるとか、、、。

 

あまり集まりがひんぱんだったり、ヘタに頼られたり、個人の

生活に興味を持たれるのは困るけど、どんな人が住んでいるか?

どんなご近所さんがいるのか?それくらいは把握し、理解しあって

おく方がお互いのためだと思う。