メモ)いつかあることだとわかってはいたけど、実際起きると焦るのが、

身内に起こる事故や入院や「え?」っていうこと・・・。

父が倒れたという電話もそうだったし、母が入院したという電話もそう。

そして今回、いつもの時間の電話に出ないのでおかしいなと思っていたら、

玄関で動けなくなっていた母(ほぼ同時、セコムが気づいてくれて救急車、

入院)関東にいる(国内にいる分、私より近い)妹が翌日帰郷。

 

そんなことが有ったので・母のことを思い出したら、書き留めておこうと、、、

今朝から新たなテーマ「母のこと」を加えて開始。

 

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2023年7月22日 

 

朝、窓を開けるのは私の習慣。

土砂降りとか台風のような日は別だけど、窓を開けて少し空気を入れ替える・・・。

 

母は、毎朝、玄関のドアを開け、外に出て、東にある山(私の先祖が居を

構えた山。この地域では霊峰と言われ、昔から親しまれている山。私の郷里

では、日の出は山から、そして夕日は海に沈む)の方に向かって・・・

日の出の方に向かって・・・手を併せるのが習慣だった。

私が窓を開けるのとは少し違うけど、毎朝、何か、、、心を落ち付かせる、

整えるためのようなわずかな時間、習慣。

母にとっては、外に出て、山に向かって手を併せること・・・。

 

我が家の家の前には小学校があって、その校庭には桜の木が植わっている。

だから、季節になると花を観たり、葉の香りをかいだり、、、蝉の声を

聞いたり、、、夏休みには、静まり返った雰囲気を感じたり・・・。

時に、朝の犬の散歩などで通りかかる人と、あいさつを交わしたり。

 

元気だったころは、玄関を出て外の空気を吸って、山に向かうだけではなく、

雨の日や雪で外に出られないときは、東側の高い窓に向かって(ここは

雨戸もついていないし、カーテンもかかっていない)手を併せる。

そして、朝の食事の支度、仏壇の水を換えたり、新聞を取ってくるなど、

あれこれにとりかかる。

 

今朝は、ふと、それを思い出した。

 

背景あれこれ)

それがいつ頃に始めたことなのかは分からないけど、私の祖母が倒れて、

母が勤めを辞めて家で介護をするようになった頃にはすでに習慣化していた

ようだ。

でも、近年、軽い脳梗塞で倒れた際、圧迫骨折したことも有り、加齢で

足腰も弱り、だんだんとわずか2~3段でも上り下りがきつくなった。

初めは手すりをつけて上り下り。でも、自分の体を支えるために屋内でも

杖を使い始めたのがコロナの前くらいだっただろうか・・・。

玄関に出るにも2段くらい降りなくてはならないので、朝、鍵を開けに

行き外に出て、東を拝んでいたのかどうか??? 

段差に気をつけるだけではなく、平らな床でも歩みはゆっくりになった。

一歩、一歩、気をつけながら・・・。

母自身、転ばないように、転ばないように、と毎日それを繰り返す。

 

また、歩けるようになって、退院して、朝いちばんとは言わなくても、

外に出て山を拝めるように、、なりますように。

 

 

~ 了 ~ 

 

読んでくださってありがとうございました。

良い週末をお過ごしください~

朝の気温、15度の島より。

PS、

私は、毎朝、サクランボの木に話しかけたりするのですが、

昨日、妹と話(スカイプ電話)していた時、雹が降りました~!