2015年3月末の日記から・・・

『 Do not educate your children to be rich. 

Educate them to be happy. 

So when they grow up, they 'll know the value of things, 

not the price. 』 by The New Ages. 

 

 =「子供をお金持ちになるようにと教育しないように・・・。

 子供を、幸せな気持ちになるように育てなさい(教育しなさい)。 

 そうすれば、成長した時に(大きくなってから)、

 物の値段ではなく、そのモノの価値がわかるようになります。」

 (邦訳、ブログ筆者) 

 

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2016年の日記に、世界経済フォーラムが共有していた情報の中に、

 ”子供に、記憶カードの代わりに、(遊ぶための)棒を与えなさい”という

タイトルの動画があった。

 そこには、プリンストン大学の研究結果が紹介されていた。

【 ◎幼児期に子供が成長に必要なものは、二つある。 

 一つは、興味を持つこと。もう一つは、他の人(他者)との交流。 

 ~ 例えば、親が子供にシャボン玉をやって見せて、子供が喜んだら、

 またそれを見せたり一緒に家たりする・・・とか。

 周囲の(雑音のような音も)物事や(大人・周囲がコミュニケーションを

 取る様子を見ながら)人々の関わりから、同じようなパターンを見出す

 ことや(子供はマネが好き)、いろいろ見聞きすることで、その先を予想

 することが成長のカギになる。また、幼児期に、子供がどれだけの言葉を

 聴くかが、大きな違いになる。 

 研究によると、子供はたいてい四歳頃までに、5千万語から乏しくとも

 1500万語(乏しい=子供に構う時間のない地域・国・生活環境)を

 聴くとされている。

 このような研究結果から、子供には高価なおもちゃが必要なのではなく、

 ただ彼ら(幼児)には大人の(その子への)言葉かけなどの注意と

 手助け(お話を聴かせるとか、一緒に遊ぶなど)が必要なだけだという

 ことが分かっている。早期教育カードよりも、棒や石ころが良いのだ。

 子供・幼児が物事を覚えていく・認知していく過程において、物事を

 想像して遊ぶことがより求められる(大事なのだ)。

 とても良いと言われる教育用の玩具は、外で遊ぶことや誰かと話すこと、

 歌うこと、そして子供を抱っこすることよりも、大した影響を与えない

 (=それらに到底かなわない)。

    ~ 動画の言葉:邦訳、ブログ筆者 ~

 

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  私は今でも、日本の学校が夏休みにあれほどの多くの宿題を出すことを

  愚かなことだと思っている。

  ゆとり教育が、早々に方向転換され消えてしまったことも残念だった。 

 ああいう、変革は10年以上たたないと、効果も、結果も見えてこないのに、

 数年で、あきらめたというか、反対派に押し切られてしまったようだった。 

 それを知った時、「ゆとり」を知らない人たちが、ゆとり教育を反対する、

 日本の教育やその保護者達って、なんとも滑稽だなと思った。 

 

 教科書にドラえもんが載っているとか、イラストが増えて文字が大きくなったから

ゆとり・・・というわけでなく、あれは、単に見える形での(それまでの教科書と)

違いを出したかったのだと思うが、肝心なのは、学習内容(容量)や時間だ。

それを時間が減ると、塾の時間が増えるとか、学校で教えてもらえないなら、

どうしたらいい(学力が落ちる)だの、そんな議論ばかりだった。

 そもそも何のためのゆとりなのか??? 

(私と、あの当時の「ゆとり教育」を目指した人達の考えが同じとは限らないが、

 少なくとも、子供の負担を減らし、気持ちのゆとりを少しでも取り戻そうという

 その辺りは似ていたのではないかと思う)

 

そんなこんなで、、、未だに日本の子供たちは、夏休みなどは宿題に追われる。

親だって、どうしても授業数だの、どれだけ覚えるかとか、点数とかを

気にするんだと思う。

でもね、子供の幸せ、その子供が成長してからの「人間」として幸せになるって

いうのは、いっぱい勉強したから・高学歴だから幸せになるというのではない、

と思うんだよ。

就職難~という言葉を掲げると、すぐに、就職に有利になるように、とそこから

「教育」学歴の方向に向かうけど、そこからして、おかしい・・・。

 

そもそも、幸せって何???

みんな、一斉に大学に入って、卒業して、大手企業に就職して、高給を目指し、

もらって、、、それが幸せ???  

 

話をもどす・・。

フラッシュカードよりも、棒がいい、ってことは、スマホやゲーム画面よりも

地面の石ころや草花を観る方が、子供には大事ってことじゃないかなと思う。

 

今どきは、小学生でもスマホを持つ時代・・・というか、

親が、「心配だから」「欲しがるから」と、与えるのだと思うが、

その辺り、、、ちょっと考えた方が良いのではないだろうか・・・。

 

私の知っている家族が、ゴールデンウィークの旅行の間、スマホ、

インターネットなしで(子供三人と両親)過ごす予定と言っていた。

だから、紙の地図を手に入れて、これは大事!だと。

どんな旅行・・行程なのか、詳しくは聴かなかったけど、面白い選択だと

思う。長男は、確か中学生。 

がんばれ、大人!  

 

子供(幼児)は、良くも悪くも大人から与えられる環境で育つのだから・・・。

 

 ~ 了 ~ 

 

うちの娘は、外国暮らしの間、日本人学校とか日本語の補習校に通ったことが

ありませんでした。だから、帰国して漢字を覚えるのに苦労しました。

でも、ちゃんと古文もできるし、漢字も(中学のうちに)他の日本にずっといた

子供と同様レベルにできるようになりました。自宅学習嫌いな子で、宿題をする

のが精いっぱい・・・でも、環境によって、吸収できるものは吸収するのが、

子供なんだなと思いました。

なんといっても、娘自身が「夏休みの宿題反対派」で夏休み中は宿題せず・・・。

~娘は、『9月1日になったらやる』と。だから当然、提出物は遅れ。。。~

私が学校の先生に「お母さん、宿題やらせてください」と言われ・・・日本育ちの

私としては、両方の気持ちが分かって、困ったという状態でした。

~あの頃の、担任及び学年主任の先生には堪えていただいたこと、お礼申し上げたい。

娘はあれこれ反抗するのに、なぜか職員室に先生方を訪ねるのが好きで常連でした。~

 

しかしながら、何より、外国にいた間、家族やその土地の人たち(大家さんとか)

と過ごした時間はもっと大事だったと、今でもその時間を持てたことを(日本の

学校の勉強はしなかったけど、娘も後悔していませんし)有難く思っています。

読んでくださって、ありがとうございました~。