あんてつ通信第20号(12月分)を発行致しました。







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 新年が始まり、連日の豪雪で雪かきに追われています。小樽市の除雪費は昨年並みの9億5,000万円を予定していますが、連日の降雪により除排雪作業が遅れてしまっている現状です。しかし、一方で、後志小樽札幌を結ぶ大動脈である道道臨港線は3車線が1車線になるなど大変な状況となっていました。これについては道への要請を行うよう市へ働きかけました。これからも様々な問題があると思いますが、出来ることは可能な限り取り組んでいこうと思いますので、今年もよろしくお願い致します。









第4回定例会




 12月の第4回定例会では、一般質問を致しました。私に与えられた時間は、議員1人5分×会派の人数(一新小樽4人)で20分となっていますが、今回は予定時間をオーバーしてしまいました。質問の途中、他の議員さんから議場から注意を受けたり、議長にもその旨を教えて頂いたこともあり、最後の部分では予定していた原稿を省いて質問のみとさせて頂きました。会派制をとっている小樽市議会の一般質問は、議員1人に与えられた時間は5分のみで、会派をつくらなければまとまった時間を得られないのが現状です。さらに無所属議員一人だった場合は、本会議の代表質問は出来ませんし、その後の委員会審議には加わることが出来ないというのがルールとしてあります。質問をさせて頂くたびに質問時間が短いと思うのですが、現在のルールでは致し方ないのですが、より民意を議会や市政に反映させるためには、もう少し時間を長くしていかなければと感じています。ルールは守るものですが、そのルールを変えてより議論が出来る議会にしていくことが必要なのだと感じています。







 さて、今回私が行った質問は、.一連の不祥事及び懲戒処分について、.新年度予算編成方針について、3.新・市民プールについて、4.北運河周辺の観光について「(1)手宮地域の回遊性について、(2)道の駅について」、5.ポイ捨て禁止条例について、6.ふるさとまちづくり協働事業についての6項目。このほか、予算特別委員会や建設常任委員会、学校適正配置特別委員会などでも質疑を行いました。一般質問における不祥事に関する問題では、「消しても消しても不祥事という火がすぐに起こり、多くの市民の方々には信頼よりも不信が募る状況であると言わざるを得ない」、「この組織体制に問題がある」、「職場内で解決しようにも限界がある」などと指摘致しました。また、懲戒処分については、市民の方からの「社会的に重い事件であったのに、また職場に戻って来れるんだ」、「いいね公務員は守られてて」、「民間ならクビになってしまうよ」という厳しいお声があることに触れ、それについての市長の見解を質しました。与党が過半数を占める議会で、無所属議員の立場はなかなか強いものとなりませんが、市民の皆様の声を議会に届けるためこれからも行動していきます。また、市民の皆様がより政治に関心を持ち声を出していけるよう、情報共有にも取り組んで参ります。













院生協議会シンポジウム「自治体議会のこれから」




 12月15日に北海道大学で開かれた公共政策大学院の院生協議会シンポジウム「自治体議会のこれから」に出席致しました。
このシンポジウムは、基調講演「仕事としての自治体議員」をはじめ、院生発表「自治体議会の議員定数・報酬はどうあるべきか」、パネルディスカッション「これからの自治体議会の役割・あり方」などを通して、議員の定数・報酬問題を通じて議会のあり方を考えることを目的に開催されましたのでご紹介致します。







 基調講演では、金井教授から、「採用者側から見た議員の仕事」「求職者側からみた議員の仕事」などの視点から問題提起をして頂きました。院生発表では、議員の定数と報酬について、「議員が多いから、報酬が高いからではなく、議会の機能を発揮するためにどのくらい必要なのか。全国の議会で、定数と報酬の議論されているが、議会の方向性や機能に関する議論がされていないのでは」との問題提起された上で、議会の機能を行政評価型と政策立案型の目指すべき議会像のモデルを作った上で、定数と報酬を算出しその具体的な例をお示し頂きました。







 定数については、討議性と市民性を重視した場合の2種類で算出されました。討議性は、定数(上限)=常任委員会数3×討議に適した人数6~7人+議長1人=19人または22人。市民性は、定数=意見交換会を実施する地区数6×1地区当たりに配置する議員数3人以上=18人または24人、30人・・・と、定数を決定されていました。
報酬については、活動内容を行政評価と基礎的な活動とそれぞれのケースで整理した上で、行政監視・政策評価の目標時間を本会議365
.5時間、常任委員会70時間、議会運営委員会40時間、決算103時間、その他85時間で合計663.5時間と換算。それを一日8時間として活動日数を出し、1日あたりの基準報酬額27,229.2円(市長・副市長・教育長の3役平均)でかけた結果、議員報酬は188,194円になるとしていました。



 この院生発表を受けた上で、定数と報酬については、
定数に関しては、公約で定数削減を掲げていましたが、目指すべき議会像や議会の機能についてしっかり考えて必要な定数を出して論理的に議論していかなければならないと実感させられました。中に入って活動してみると、単純に議会活動だけを活動量として積算していいのか、意見交換会を実施しただけで市民性としていいのかは疑問があります。議会に出席しても質問出来ない時間が大半でありますし、さらに議会活動以外にも議員には様々な活動があります。この根本的なところをしっかり考えて、市民が議会に何を求めているのかも共有した上で、小樽市議会の定数は一体いくら削減することが適当なのかを掲示していくことが必要になると思いました。
報酬については、単純に議会活動だけで時間を換算することは出来ないと思っています。小樽市議会の場合は、月額418,950円(控除前)で、所得税・道市民税・国保・年金などが差し引かれます。そこから活動費として支出するわけですが、調査・研究費や市民相談に対する諸費など多岐にわたる経費があるというのが現状です。ただし、活動があると言っても、それが市民の方々からいらないと言われることもあるかもしれませんし、市民の方に情報共有出来ていなければ、この支出についても理解されません。







 この院生発表後に行われたシンポジウムで、先進的な議会改革で知られる会津若松市議会の土屋隆議会制度検討委員会委員長さんと芽室町議会の広瀬重雄議長さんから、様々な取り組みや考え方について教えて頂きましたので、吸収出来るものは吸収し、今後に活かしていきたいと改めて感じました。
定数、報酬の問題は、住民の皆様にとっても大変高い関心事だと感じています。私が立候補したのは、まず市議会の情報公開をすることであります。その上で、議員定数の削減、午後から議会の改革、その他、若者とのまちづくり、福祉などの諸課題に取り組むことを公約しています。
任期を頂いて今年で2年となりましたが、これからも、先進的な他都市の議会や議員からたくさん学び、議会・議員が得意である住民との接触を行い、住民の理解を得、住民が一緒にまちづくりに参加していけるような議員・議会になれるよう取り組みを進めていきます。












12月の活動報告~








10日 「24年度第4
小樽ケアネット」の勉強会



 「24年度第4
小樽ケアネット」の勉強会に出席致しました。
ケアネットは、「小樽・後志周辺地域で医療・介護・福祉関連のお仕事される皆様の相互理解を深め、より顔の見えるスムーズな連携を目的」としています。
勉強会のテーマは、「医療と介護の連携について」で、討論会・ディスカッション形式で行われました。この中で、市内で医療や介護に携わる方々から、現場で抱える課題、連携における課題、今後の考え方などについてお話を頂きました。
現場の皆様が努力された上で、さらに医療介護の連携を深めていって頂けることで、超高齢都市の小樽が、これからの日本の将来のモデルケースとなる日が来ると思っています。







13日 長橋中で学校適正配置地域懇談会



 長橋中学校での学校適正配置の地域懇談会があり出席してまいりました。参加者は教職員含めて5人と低調でありまして、統合校と閉校となる学校・保護者の間で温度差があることを改めて実感致しました。さらに出席された保護者の方からも、「この温度差を埋めてほしい」との要望もあり、これは今後の課題となることを教育委員会とともに共有出来たと思いました。さらに、統合にともなって、その学校の状況もよく問題視されているのですが、保護者の方から、「うわさと違う」「現状は良い環境であり、そのような事実をもっと周知出来るようにしては」とのご意見を頂きました。その保護者の方は、お子さんが塩谷から長橋へ通学しているとのことで、その当事者の方がそのようにおっしゃるので、しっかり現状を見て共有しよりよい学校づくりを進めて行かなければならないと認識致しました。これからも現場に出向きしっかり皆さんのお話を聞いていきたいと思います。







24日 Christmas
Story
冬の流星



 クリスマスイブの24日、小樽観光協会主催のロングクリスマスの目玉企画「Christmas
Story
冬の流星」のお手伝いをさせて頂きました。
寒い中、たくさんの方々が、小樽のクリスマスを盛り上げようと協力されていまして、私も微力ですが、いのり星の配布作業を致しました。小樽のカップルをはじめ道内外のカップルや家族連れなど、多くの方々に触れ合うことが出来ました。
北国小樽の観光はやはりこの雪と夜の雰囲気が魅力であると自負しています。雪あかりの路の前にこのクリスマスシーズンの取り組みも重要です。小樽の方々と協力して、より多くの方々を気持ちよくお迎えしおもてなし出来るよう、産官学の連携で頑張っていきたいと思っています。








編集・発行 安斎哲也


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