<ラピダスの進展 夏→秋の動き>

~工場水源地の決定とASMLの拠点決定~

 

 

<ラピダスの過去記事>

 

 

今回は本ブログでも常に注目対象となっているラピダスについて、夏→秋の注目された動きをお伝えしていきたいと思う。

 

 

10月4日、北海道の鈴木知事がラピダスの半導体工場における水供給の水源候補地を安平川を水源とする苫小牧地区工業用水道に決定したことを発表した。

 

この安平川は1日10万立方メートルの水を供給できる規模が存在し、現在はその半分にあたる約5万立方メートルの水が未使用中だとのことだ。

 

ラピダス半導体工場は量産時で1日数万立方メートルもの水を必要とするため、そういった理由も考慮してこの安平川が選ばれたのだろう。

 

なお、配管やポンプ施設の整備費用は170億〜200億円を想定しているとのことだ。

 

 

 

 

続いては、北海道への企業進出についての話題に移りたいと思う。

 

オランダの大手半導体製造装置企業であるASMLが、来年2024年後半辺りにラピダスが工場建設地に決定した北海道へ技術支援拠点の新設を行うと公表した。

 

 

2028年頃までに人員を約4割ほど増加させる方針で、ベルギーのimecに続いてASMLもこの北海道進出に顔を向け始めたようだ。

 

 

他にも細かい動きは存在するのだが、今回はその中でも特に注目すべきであろう2つのニュースを細かく砕いてお伝えした。

 

日本の未来の半導体産業を担うラピダスの動きに今後も目を細めて注目していきたいところだ。