白髪の老画家(先生)はいつも後ろで静かに座って皆が描いているのを見てられました。

時々ぐるっと、ゆっくりと、皆の絵を見ながら周り、あまり注意もされず、時々立ち止まって

絵を見て (いいね) と言われ、言われた人は そうですか・・って言われて にこっ と・・・

皆さん、ベテランさんばかりで、過去、絵を描いてた方が殆どでした。

絵は皆、それぞれの作風で、かっちり描いたり、ちょっと崩したり、細かい筆で綿密に描いたり、

大きな筆で描いて、大らかになりすぎたり・・・それでも皆、楽しい良い絵になってました。

 

大変な教室に入ったんだなあ~と、一瞬、どうしようかなと思ったのですが、まあ、いいかな・・・と、

続けることに。先生は、まあ描いて下さい、それだけ言われたのです。

絵の具の出し方、油の使い方等色々周りの人達に教えて頂いて、ぼちぼち描くことに・・・

3ケ月程、先生は何も言われなかったのですが、しばらくして、後に立ってられたのですが、

ちょっちょっと・・・と言われたので,席を立って先生と変わったのですが、一本の筆を執り

白の絵の具を付け、サッと絵の中の顔の部分に一筆入れられたのです。

すると、いっぺんに絵が変わったのです。絵の中の全体の表情が生き生きと・・・

凄いなあ~と思いました。たった一筆で・・・

その後は筆を入れることなく、完成?です。

今も大事に最初の一筆画残してあります(^^♪

一筆の力強さ!!何十年も描き続けている一筆の感性!!

 

丁度、個展をされた時、会場に入った時、爽やかな色が目に飛び込んできました。

派手ではなく、でも色が凄ーく綺麗で上に重ねた色が濁っていなくて見ていて

とても心地よく感じました。

素敵な素晴らしい先生に出会ったのです。

他の生徒さん達も、授業後のテイータイムでは楽しそうにお喋りして、

楽しそうに家路についてられました。

先生を大事にまとまっていました。

絵を描いている時は初心者の私でも集中してました。

初めて先生に褒められたのは、描き始めて6か月後でした(*^_^*)

 

                2018.3.25.