【今日の学び】●親が自分の気持ちをコントロールする方法

「どうしても叱るときに感情的になってしまう」というお母さんはたくさんいます。感情的になって子どもを叱ったことはない、という親なんかひとりもいないのではないでしょうか。けれど、やっぱりこれはなるべく避けたほうがいい。

 叱ることと怒ることは違います。 

 理性的に叱ることは、未来に向かった行為です。しかし、感情的に叱る=怒る というのは志向が過去にむいた行為です。 子どものためを思うのなら、できるだ子どもの立場に立って、怒り狂わないようにしてやってください。

 特に感情が整理できない、コントロールできない状態になっているような子どもに対応するとき、親もいっしょになって感情を爆発させてしまうと、子どもが子どもを叱っているような状態になります。

 子どもにしてみれば「わめくな、って言うけど、わめいてるのはそっちじゃないか」という感じてしまう。

 それでも、どうしても怒りが抑えられない、感情的になって怒ってしまう、というときは、気持ちを落ち着かせるテクニックを知っておくといいと思います。

 これは自己教示法のひとつなのですが、

「私は感情をちゃんとコントールできる」
「怒るのではなくて、理性的に叱ることができる」
「私はこの子のことをすごく大事に思っている」
「穏やかに話して言い聞かせることができる」
「わかりやすい言葉で話しかけてやることができる」

 といった言葉を口に出して繰り返し言ってみるのです。普段思っていることでも、思うだけではなく、言葉にして口に出すことで認知が深くなっていきます。「わかっちゃいるけどできない」ことができるようになるのです。

 スポーツ選手のメンタルトレーニングでも「強い相手でも緊張したりしない」「リラックスして試合に臨める」「必ず実力を発揮することができる」といった言葉を、実際に何度も口に出して繰り返すことで、本番での緊張を和らげ、力を出しやすくすることが可能です。

 これと同じことで、親もこうしたテクニックで自分の気持ち、行動をうまくコントロールすることが可能なのです。