【今日の学び】●テクニック3――あらかじめの約束

約束することで感情や行動をコントロールできる

 幼稚園~小学校と成長していくと、なかなか親の言うことを聞かないことも増えてくるでしょう。 たとえば、昔ながらの光景ともいえますが、スーパーなどのおもちゃコーナーなどの前でひっくり返って大泣きして「買って買って」と騒ぐ、というようなケース。

 あまりひどいことになると親は周囲に気兼ねして、結局根負けし、なにか小さいものを買い与えて静かにさせようとすることもあるでしょう。

 ただ、これは結局子どもに、泣いて騒げば必ず好きなものが手に入る、ということを教えてしまうだけで、その意識を強化してしまうことになります。

 子どもにそういう傾向が見えたときは、「予告をする」「約束をする」ということを必ず試してみてください。

 今日はスーパーへいっしょにお買い物に行くけれど「これとこれを買う日だよ。ほかのものは買わない日」と予告します。メモに「買うものリスト」と「ほかのものは買わない日」ということを書いて、お財布に入れておいてもいいでしょう。まだ文字が読めないならば、買う野菜や肉などの絵を描いておくだけでもいい。

 スーパーで子どもがやっぱり「おもちゃを買いたい」と騒ぎだしたら、いきなり叱らず「今日はなにを買う日だっけ? ほら、さっきお約束をしたよね。これとこれだけ買う日」だよ。と言い聞かせてください。「お約束メモ、いっしょに見てみよう」とお財布からメモを出して「今日はこれとこれを買う日だよ」ともう一度言い聞かせてください。 

 何度も「ものを買ってなだめる」ことをしてしまったあとからだと、すぐに効果が出てこないかもしれませんが、そうであっても必ず「予告」「約束」をしてあらかじめ子どもに納得させてから買い物に行くことを繰り返しましょう。

 お母さんも、約束した以上、ほかのものを買わない、というルールをちゃんと守ることが大事です。

 子どもは、なにかをほしりはじめたときに「ダメ」と言われても「ほしいと言っているのに買ってもらえない」「なぜダメなのかわからない」ということになります。」

 「さっき約束をしたから」「今日はこれとこれだけ買う日だから」、というついさっきの約束があれば、それでかなり納得できるものなのです。話してきかせれば、幼稚園・保育園の子でもちゃんとわかってくれますから「どうせ約束しても同じこと」と思わないで、ちゃんと向き合ってあげてください。

 そして他のものを買わずに帰って来ることができたら、「今日は約束をちゃんと守れてホントえらかったね」とほめてあげましょう。

 うちでも、まず生活をいっしょに始める前に、必ず子どもたちと「約束」を交わします。内容はその子の特性に合わせたものですが、たとえば暴力をふるうことが多い子どもの場合は「僕は暴力を使いません」「言葉で解決します」「困ったことは必ず相談します」と「誓約」を書いてちゃんと約束します。

 約束は一番多くても「3つまで」。

 これは、一般のご家庭でも、おぼえておいたほうがいいと思います。

 子どもとの約束は、まずあらかじめ約束すること、言葉できちんと話すこと、目に見えるメモなどにすること、がとても大事ですが、「約束が多すぎる」のは逆効果になります。

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