早稲田大学 人間科学部  健康福祉科 1年 T.A

   自分を守ってくれるはずの両親から虐待を受けた子どもたちの内面に入っていって安全を保証する。
  そして子どもの心身の回復をする。子どもはどんなに親から虐待を受けても親を求める。子どもは親を慕っている。里親土井ホームには児童養護施設で問題をおこした子ども(職員に暴力をふるうなど)が施設から追い出されてくる。その子どもたちの7割は発達障害をかかえている。
  その中でも2割はLTD。現実の生活を直視できない子どもは頭の中でファンタジーを繰り広げている。虐待を受けて心に傷をおった子どもたちは、人間を信じられないという対人不信をもっている。そういう子どもたちには、″変わらぬ安全な毎日″と″声をかけたら、いつでも答えてくれる大人″が近くに必要である。
  子どもたちは、今日(今)を生きることに精一杯で学習をすることもできない。里親土井ホームに行っても、不安で不安で仕方がないから明日食べるものをとってきてしまう。(非行犯罪など)

 そういう子どもたちには、今日も明日もあさっても変わることがなく生活ができる安心感を与えてあげることが大切。安定した何げない生活を送ることで、心身ともに回復をして落ちついて学習できるようになる。土井さんは大変なこと・つらいこともたくさんあるけど、感動と喜びがエネルギーになる!!!子どもを育てていく上でチームジョブが大切。コーディネーターが社会に求められている。
  コーディネーションがうまくいかないと現場は破たんしてしまう。一歩一歩成長をしていくことが大切である。

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科 3年  K.Y

  児童とどのように向き合うか、とても力強くインパクトのある話だった。家庭だけの、一つの孤立した問題ではなく、社会で向き合っていかなければいけないと思った。一人一人の問題としてとらえ地域や社会全体で向き合えば、解決できる問題は多いと思う。
 里親制度によって、引きもったり将来が見えずに葛藤していた子どもたちの未来が開けるように思えた。虐待を受けた子ども達の接し方などもとても興味深かった。

 心理的なカウンセリングだけでなく、体から入る愛情表現であったり、スキンシップの方が子どもにはより良い方法であるという話は、とても興味がそそられる話だった。確かに言語的なものよりも、身体で感じるものの方が、幼少期は特に大きな影響を与えると思う。自分の気持ちを言葉にできないジレンマを抱えているからこそ非行で感情を表現する少年たちも、言語的なものより体で感じる愛情であったり、存在価値を求めているのだと思う。子どもには必ず″居場所″が必要である。その居場所が里親制度というかたちであるのだと思った。
 虐待は、社会的な問題である。その問題から目をそむけるのではなく、真正面から愛情をもって向き合っていかなければならない問題であると思った。そして子どもだけでなく親も目を向けるべき問題だと思った。

早稲田大学  人間科学部  人間環境科 2年 Y.M

  自分の親から愛情を受けずに育った子供たちは「家庭」をしらない。自分を傷付ける
ような行為もする。他者を傷付ける。人を信じられない。そんなのは悲しすぎると思った。
 つらい経験をしてきた里子たちが求めているのは「安定」。明日、今日と変わらない日が  また来るという、私にとって当たり前となっていることを求めている。それは今まで暴力を受けたりして、次の日に対する不安を抱えて生活してきた結果だろう。人から心に受けた傷をいやすことができるのは人でしかないだろう。大人は子どもたちをしっかり見守ってあげねばならない。
 子供たちに不安を与えてはいけないのだ。土井さんは子供のことをすごく考えていると感じた。よく子供と対話もし、子供たち一人一人のことを考え、どうしたらその子がよりよい日々を送れるようになるかを模索し、支援している。これだけ考えてくれる大人が側にいる子どもたちは幸せなのではないだろうか。
 傷を負った子供たちが土井さんに心を開くのも、子供たちに土井さんの気持ちや思いが伝わっているからだろう。