不登校相談が非常に増えてきました。

不登校ぎみで週に1回休む程度の子から引きこもりになり1年半の子まで複数人の不登校児童を受任中(現在は、北は北海道、南は関東地方から受任しています。)です。

 

 

不登校の改善は非常に簡単で平均7日程度で再登校しています。過去、最も長い子で1か月半程度です。

これまでのブログでも書いてきたように不登校改善にはポイントがあります。

 

【やってはいけない対応例】
・別室登校させる
・学校まで行ったら直ぐ帰る(タッチ登校)
・嫌なら無理をしなくていいといい帰宅させる
・マンガや動画、ゲームをし放題にさせる
・わがままを言っても注意しない(親が言いなり状態)
・行ける時にだけ学校に行こうと伝える
・学校に行かなくてもいいと伝える
・本人が行く気になるまで待ち続ける(放置)
・友人はいらないと伝える
・親が子にズル休みと言い放つ
上記がよくあるやってはいけない言動です。
学校の教員の殆どが不登校改善には不慣れです、不登校の解決方法を全く知らない教員は別室登校を促し、不登校を悪化させます。
更に酷いケースだと、家庭訪問もせず放置します。(電話で生活状況や勉強についての確認もなく、プリント等も渡すこともありません)
 

【児童と保護者に必要な条件】
1.親が再登校に対し本気である
2.不登校は子どもの問題ではなく、家族の問題であり、課題と捉えている
3.親に問題があれば親が自身を見直し変わろうとする決意がある
4.家庭に問題があれば家族全員で解決しようとしている
5.児童より親が本気である
6.児童に発達障害があると分かっても、それに対する対策を講じる構えが出来ている
7.カウンセラーのアドバイスをしっかり聞き、確実に着実に実行に移している
8.親の決意と変化を児童がしっかり認識している
※これらのうちどれか欠けている場合は、再登校に時間がかかったり、親自体が解決を投げだします。

その他、子どもに”気合がたりない” ”決意が甘い” ”やる気を出せ” という言葉を言ってしまう保護者もおりますが、この言葉は絶対に言ってはいけません。

 

不登校児(子ども)にしか分からない気持ちがあるのです。

また、保護者が不登校改善に非協力的で再登校プログラム(カウンセリング)を受けずに放置するケースもあります。

この場合は、親と距離を取り、児童とカウンセラーだけで再登校を目指すことになります、通常数日で再登校できるケースでも親が邪魔をしてしまい(言ってはいけない言葉を連発したり間違えた対応をする)再登校に時間がかかります。