アダルトチルドレン・境界性パーソナリティー障害には密接な関係があると私は思います。

 

境界性パーソナリティー障害はDNAレベルでの遺伝要素以外に、発病として幼少期の刺激(親からの負の刺激)が起因しているとも言われています。

 

アダルトチルドレンの患者を数えきれない程見てきて、様々な家庭での負の刺激から自己肯定感が低下し生きづらさを感じる。それに加え、自己肯定感の低さからくる自責の念が境界性パーソナリティー障害を引き起こしているのではないかと私は考えています。

 

もちろん、アダルトチルドレンには大きく別けて二つのタイプが存在します。

 

1.自己肯定感が低く、自分はダメな人間だと感じ自分を責めるタイプ

2.自己肯定感が低く、このようになったのは他人のせいだと他人を責めるタイプ

 

上記、1のタイプでは、うつ病を併発する可能性が高い、2のタイプでは、攻撃性があるが、1のタイプの要素を一部受け継ぎ不安定な状態であるため、自ら他人を避ける一方、寂しさ、孤独を感じ依存傾向が強い。

人生の何らかの経験で自傷を覚え実行した時から自傷が止められなくなるケースもあれば、自傷まではしないが、希死念慮が強く表れるケースもある。

 

つまり、アダルトチルドレンを分析後、希死念慮があるか、自傷経験があるかで境界性パーソナリティー障害の疑いが強くなり、希死念慮があるが、自傷がない場合は、他責傾向が強くなると考えられます。

 

以前のブログで書いた境界性パーソナリティー障害を持つ者(私の身近な存在)の例では以下のような言動がありました。

 

※以下過去記事の抜粋

子どもが言うことを聞かないので、深夜に外に締め出してしまう、顔をひっぱたく、怒鳴りつける

 

思い通りに行かないと大声で叫び攻撃的な言動を取り自分では止められない

相手が自分の思い通りにならないと関係を自ら断ち切ろうとする

 

仙台駅前でタクシーにクラクションを鳴らされたら車から降りていき怒鳴り散らし、煽り運転を繰り返す

 

 

何かあると全員殺して死んでやろうと思う(家族全員を殺したいと思った)

 

仕事をしているときの人格と仕事以外の他人との関りの人格、家族との人格が異なる

 

感情の起伏が激しく、心配されても否定された、馬鹿にされたと感じ暴言や卑下する発言をする

 

 

このように、非常に高い攻撃性で自身が被害者と捉えてしまう傾向があります。

心理カウンセリングでの注意点は、助言は否定ではなく、一つの考え方であるということを認識させることから始めなければなりません。逆に言えば、アダルトチルドレン。境界性パーソナリティー障害の患者自身は、カウンセラー・心理士の言葉を客観的に認知する必要があります。

 

アダルトチルドレンで希死念慮がある方、自傷行為をした経験がある方、治せますので希望を捨てないでください。

今、あなたが生きていることを自分で褒めてあげてください。

あなたは苦しい中でも、こうして生きているのです。

 

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