不安障害の心理カウンセリングを数多くしてくるといくつかの共通点が見えてきます。

今回は、その共通点についてお話したいと思います。

 

まず、前置きとして不安障害の基礎についてお話したいと思います。

 

1.不安障害になるきっかけ

不安障害になるきっかけは大きな出来事がありなるケースと理由がなく不安障害になるケースがあります。(厳密には、理由がなくなるのではなく、本人が理由に気付いていないだけ)

例)過去に自宅が火災になった。火傷をした。大きなミスをしてしまった。激しく怒鳴られた。
 
2.不安障害の過程

どちらにせよ、出来事(刺激)があり不安になり、その不安が増幅し、何度も不安を認知することで不安障害に至ります。

この過程は、不安障害だけではなく、統合失調症の場合も同じです。

つまり、A:出来事→B:不安感情(情動)このAとBを繰り返しC:過剰反応(行動)を起こし、D:不安の払しょくを行い冷静になることで悪化していきます。

 
3.不安障害の治療

大きな出来事の場合はPTSDの治療も必要ですが、瞬時に起きた刺激ではない場合は、その刺激に慣れていく練習が必要です。

認知行動療法・暴露療法・感情転換療法などが有効です。

 

4.不安障害の完治までの期間

私の経験上と、他所、病院等での平均を見ますと約1年で不安障害は治ると思います。ただし、本人を刺激する対象(場所や人物)がない状態の場合です。

 

本題の、不安障害になる人の共通点

1.真面目で物事を深く考えすぎる

2.相手に合わせすぎてしまう

3.相手からの評価を気にし過ぎてしまう

4.完璧主義的な思考がある

5.過去の負の出来事を思考する時間が長い

6.お見込みが激しい傾向がある

 

上記が共通点と感じます。つまり、不安障害を一時的に治すことは出来ても、性格を修正しなければ、また不安障害になる可能性があるということです。

互い刺激が与えられたとしても、その刺激を論理的に解釈し、言動修正できなければ不安の落とし穴に落ちる可能性があります。

また、過去不安障害になった方で、パニック障害、うつ病になる方も非常に多いです。

 

【ホームページ】

仙台家庭問題相談センター

仙台心理カウンセリングセンター


【ブログ】
失敗しない離婚相談ブログ

心理カウンセリングセンターRoom AQUAブログ