うつ病を治せる心理カウンセラー・心理士は非常に少ないです。
理由は、うつ病のケースを理解していないことが挙げられます。
うつ病=休息期をもうけて投薬して自分のペースをつかむと考えているからなのです、これは、私も様々な専門書や医師の書いた書籍を読み続け、みな同じような内容が書かれています。ネット上の情報もうつ病の基本的な内容しか見つからず、うつ病を数千人診てきた方ではないと判断がつきません。
つまり、うつ病の知識がないカウンセラー・心理士が多く、基本タイプのうつ病しか分からないのです。
うつ病には様々なケースがあります。
・仕事量が多すぎてうつ病になった方
・恋人や離婚でうつ病になった方
・対人関係での傷つきでうつ病になった方
・他人に合わせすぎて自分を見失いうつ病になった方
・金銭的な問題でうつ病になった方
・子育てでうつ病になった方
・夫婦関係が原因でうつ病になった方
・他の病気から併発しうつ病になった方
などなど、様々な理由でうつ病になるのですが、治し方は全て異なるのです。
また、休息期が一番大切という心理カウンセラー・心理士がおりますが、休息期が一番大切なのは、自死する可能性が極めて高い方であり、その他のケースでは必ず休息期が必要なわけではありません。
この知識がない心理カウンセラー・心理士は、無駄にクライアントを休みなさいといい休ませてしまい、逆に回復を遅らせてしまうのです。人によっては、休息期を推奨され仕事を休んだら金銭的に苦しくなり、うつ病の根本的な原因よりも、これ以上休んだら生活が出来ないと不安になり、うつ病と金銭に関する不安で押しつぶされてしまった方もおります。
このように、うつ病=休息期とは限らないのです。
うつ病を約7000人ほど治してきて思うのは、その方の性格とうつ病になった原因、そして、今必要な現実的課題と問題とを切り分けて全て解決してあげる、その先で、休息を上手く入れながら治すことだと私は思います。
このような、働きながらうつ病を確実に治すことにより、クライアントの二次的な不安を心理カウンセラー・心理士が作らず、理想だけでの休息期を推奨せずにクライアントを救えるのです。
その他、休息期を入れるのと入れないのでは完治までに差が出るかというと、殆ど出ません。
休息期=何もしないというのが休息だと考えている場合、大きな間違いです、休息期は身体を休めるのではなく心を休めるための期間であり、今本当に自死する可能性がある方に、生も死も表裏一体であり、うつ病になった原因を客観的思考で見つめなおすための期間であり、現実逃避する時間ではないのです。
経験が浅い心理カウンセラー・心理士は、何もしないで気晴らししてくださいとアドバイスすることが多いのですが、何もしないで時間だけが経過した場合、クライアントは再度動き出す気力がなく再起するのが苦しく、普通の生活に戻ること自体が高い壁に思えるのです。
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