現在のオリンピックは「近代オリンピック」とも呼ばれ、紀元前後数世紀の古代ギリシャ地方で開催されていた「古代オリンピック」と区別される。
古代オリンピックとはまた違うが、同時期に少し離れたイタリアのローマのコロッセオでは約5万人の観衆の前で、人間と猛獣、あるいは人間同士による殺し合いが行われていたのだとか。当時のローマ市民にとって、真剣勝負を見るのが娯楽だったのである。
何とも残酷で非人道的な話だが、もしかしたら、現代の我々がオリンピックを見ていることも、選手たちの真剣勝負を見ている娯楽であることでは当時と同じ構図なのかもしれない。
前回の投稿での「商業主義オリンピック」と同様に、選手たちにとってはそんなことは全くお構いなしだとは思う。
せめて、選手達に対する敬意を持って見ていきたい。