アヤラ コレクション・アヤラNo.16 2016



抜栓するだけで爽やかなグレープフルーツの柑橘香や
白い花系のフローラルさが漂う。
グラスに注ぐとミラベルのタルトや良く熟れたアンズ、
あとはアカシアの蜂蜜。
レモンピールの砂糖漬けのような甘みと苦みを伴った感じもある。
香りの情報密度が非常に高い。
上品で抜けるような透明感があり、
清潔感にあふれてる。
情報量が多く複雑なんだけどちゃんと管制下においている感じ。
計算しつくされた人類の叡智。
エレガントでインテリジェンスなタイプ。

口に含んだ第一印象はデリケート。
肌理の細かい泡感が素晴らしい。
クリーミーでスムースな舌触り。
酸味は柔和。
ほのかに塩感を感じさせるミネラリティ。
穏やかな口当たりからは予想できないぐらい余韻は非常に長い。
白胡椒のヒント。
ラ・ペルル系の典型的な女性的なシャンパン。

 

 

 

ボランジェ PN AYC18



グラスに注ぐと白桃感を伴った、
マルメロの砂糖漬けのような軽やかな甘い香りが漂う。
あとは蜂蜜。
柑橘香はレモンにオレンジのニュアンス。
ラストノートは香ばしさを伴ったスッキリとしたメントール感。

口に含んだ第一印象は照度の高い陽気な柑橘系の果実味と蜂蜜。
結構ざっくばらんでグレープフルーツを半分に切って砂糖をかけた感じ。
今日、めっちゃ暑かったから7℃スタートにしちゃったけど
10℃から12℃ぐらいから始めたほうが香も味も楽しめると思う。
酸味の特徴・能力として抜群の透明度と明るさを持っているので
冷やしても結果としてイケてしまう。

余裕のある大人の女性が思い浮かぶ。
典型的な巨乳美女系のシャンパン。
手足は長く引き締まった感じ。
いわゆる脱ぐとすごい系。

高級感が半端ない。

ボランジェのPNシリーズで一番好き。

 

 

北海道産 モッツァレラチーズ

高知県産 シュガートマト

沖縄県産 バジル

 

アヤラのNo.16に合わせるとユーカリっぽい表情が現れた。

 

 

三重県産 キス

ラタトゥイユを添えて

 

前回No.16を呑んだときは稚鮎のフリット。

その経験を生かして今回はキスを選択。

料理単体の好みは稚鮎だけど、

お酒(No.16)に合わせることを考えると

キスのフリットのほうが良いとおもい選択。

結果は大正解。

 

 

宮城県産 帆立

千葉県産 アスパラガス

スペイン産 ハモンテルエル

イタリア産 パルメザンチーズ

 

アスパラガスのソースとNo.16を合わせると

蕪、大根、柚子っぽい風味を感じた。

震えるぐらい素晴らしいマリアージュ。

No.16相手の料理で、

入手性が良好で日常的に選択できる範囲における

一つの頂上だと思うデキ。

ここでNo.16看板。

 

 

宮城県産 カツオ
茨城県産 ズッキーニ
千葉県産 カイワレ

先週食べてボランジェで絶対に合わせたいと思った
個人的な好みど真ん中のストライクな一品。

PN AYC18の良い所をこれでもかというぐらい引き出す一品。

 

 

オーストラリア産 子羊

飛騨産 万願寺唐辛子

愛知県産 ゴールドラッシュ

 

来週は焼肉でGH.マムのグラン・コルドン