ペリエ・ジュエ ベルエポック2018

8℃スタート
・外観
明るく輝くプラチナゴールドがかったゴールド。
精緻で持続性のある泡立ち。
主張が強くなく溶け込むような色合い。

・香りの特徴
グラスに注ぐとフローラルさがふわーっと広がる。
ジャスミンやカーネーションのような清潔感のある香り。
フローラルさを追いかけるようにレモンやグレープフルーツの
爽やかさと清涼感を伴う柑橘香が追いかけてくる。
フローラルさは繊細で冷たい香りが際立つ。
青りんごの香りも感じるが果実香は控えめ。
アカシアなどの澄んだ白い花々のアロマが中心。
10℃に達すると様々な花の香りと果実のバランスが整う。
白桃や洋梨、それにあんずの肉厚な果実香がより明確になる。
全体に優美で調和の取れたアロマが広がる。
若干、アーモンドやクロワッサンのニュアンスも出てくる。
12に到達すると黄桃の桃缶や蜂蜜、
トースト、チョーキーなミネラル感が
白い花のフローラルさと共に現れる。
果実香のふくよかさやフローラルの深みがさらに開く。
香りの構成要素はレイヤーのように積み重なって層を形成する。
華やで芳醇。
豊かで深い階層の複雑性を形成する。
・アタック
繊細でシルキー。
きめ細やかな泡が優しく弾けるスムーズで上品な入り方。
生き生きとした酸味とクリアな透明感が広がる。
・味わい
テクスチャーは繊細でシルキー。
白桃や洋梨、それにシトラスの直截な果実味がプライマリ。
照度が高く凛とした酸と、
緻密で無駄のないミネラル感が骨格を形成する。
しなやかで美しい骨格は、
優雅でバランスの良い果実味を支える。
典型的なスレンダーおっぱい美女。
完全に巨乳系ではなくバランスの良いおっぱい感。
2011系統の2016のような妖精っぽさではなく
花がほころぶような笑顔をみせる
王家の第二王子に嫁ぐ侯爵令嬢。
※母方にエルフの血が入っている感じ。
登場時、エフェクトで花びらが舞う。
特殊技能《バラは美しく散る》
最初はタイトではないけどスレンダーさ、
透明感、清潔感が全開だけど中盤から
果実の豊かさが盛り上がってくる。
・余韻
果実とミネラルが一体となった長く洗練された余韻。
すっごいピンクグレープフルーツ。
スパイシーで心地よい微かなほろ苦さと、
チョーキーな質感が美しく持続する。
生き生きとした植物感が結構あるので
エルフを連想させる。
ボランジェ ラグランダネ2018

スタートは7℃
・外観
ちょっとラグランダネのイメージから外れる
照度の高い明るいゴールド。
他のビンテージのラグランダネに比べて淡い色合いだけど
銅色っぽさはちゃんとある。
あと琥珀っぽさも確認できる。

・香りの特徴
グラスに注いだ直後は青りんごとレモンの香り。
爽やかな白い花のフローラルさとライムや
グレープフルーツのニュアンス。
ボランジェにしては快活で明るい。
10℃に達すると明治屋の黄桃の桃感を開けた時の香り。
シラップと黄桃の甘い香り。
この黄桃の香りが芍薬や
ジャスミンのフローラルさとともに広がる。
あとバターたっぷりで焼き上げたクロワッサン。
あと軽くローストしたヘーゼルナッツ。
12℃でオレンジピールのニュアンスを伴った蜂蜜感。
14℃に手が届くころには焼いたりんご感がメインになる。
そこにスモーキーさとシナモンの甘い香りが折り重なる。
温度が低い頃の朗らかな明るさから一転して
セクシーな挙動へと変わる。
・アタック
明らかに巨乳。
インパクトは強力なのにクリーミーでシルキーな口当たり。
おっぱいの重量感を感じさせるエネルギッシュで豊かな果実味。
口の中での広がり方はゆったりとしている。
ゆったりとしているが情報密度は激高で非常に細かい。
ダレたりぼやけたりせず、
精密にコントロールされた細やかさを感じる。
・味わい
色々な果実味を感じるが焼きりんごや黄桃がプライマリー
全体的な色合いは淡く綺麗な黄色。
知覚できる果実味を具体的に挙げると
白桃、焼いてない切りたてのりんご、プラム、
ミラベル、アプリコット、マルメロ、
レモン、グレープフルーツ、シトラス、ライム
飲んでいると鼻から収穫時期の果樹園の香りが抜ける。
しっかりとした骨格とバランスの良い酸、
持続する塩味とミネラル感が輪郭を作って
豊かな果実味が彩る構造。
輪郭が図抜けて明瞭で照度が高くピントがあった感じ。
ディテールが精緻で解析しようとすると
解析能力が軽くオーバーフローする。
呑んでいて純粋に楽しいシャンパン。
明確な巨乳感があるがウェストはくびれて細い。
テクスチャーは肌理が細かい肌のようで吸い付くよう。
・余韻
長い。
ラグランダネらしくべらぼうに長い。
長くてもダレることなく精密なフィニッシュ。
チョーク質の引き締まったミネラル感、
オレンジピールや甘いスパイスの風味、
そして香ばしいナッツのニュアンスが
いつまでも口の中に残る。
ドビ ブリュット ブラン・ド・ノワール
スタートは8℃
・外観
明るく輝く淡いゴールド。
泡立ちはきめ細やかで持続的。
・香りの特徴
グラスに注いだ直後はレモンやオレンジの爽やかさ。
爽快感のある柑橘香が中心。
あとは青りんごやサンふじ、それに洋梨の涼やかな芳香。
若干、白い花系のフローラルさとミネラル香。
10℃になるころには果実香が開いてくる。
柑橘香中心だった香りの構成が、
サンふじや洋梨が香りの中心へと変わる。
明確に甘い香りの砂糖漬けの黄色い果実香や
シナモンなどのケーキのスパイス香が漂い、
香ばしいクロワッサンの香りと綺麗に混じりあう。
フレッシュさと熟した果実香のバランスが秀逸。
12℃に至ると煮込んだ洋梨、黄色い花、
バニラやクリーミーなヘーゼルナッツのニュアンスが広がる。
スパイス感は深度が増して華やかさとエレガンスが広がる。
・アタック
適度に柔らかい果実味と繊細だけど当たりのやわらかい酸味。
泡感は非常に繊細でクリーミー。
バランスが凄く良くフレンドリーなアタック。
・味わい
繊細かつ豊かな黄色い果実味。
具体的には洋梨、りんご、
柑橘系のグレープフルーツやレモン、
それにグリーンパイナップル的な酸味。
フレッシュな酸味としっかりとした骨格。
厚みも申し分なくスパイシーさよアクセントとなってる。
中肉中背からややウエストをシェイプアップして
適度に巨乳にモディファイした感じ。
泣きぼくろのある少し緩くて色っぽいお姉さん。
明確なおっぱい感と引き締まった体幹を連想させるミネラル感、
それに軽快なトースト感がバランスよく調和してる。
夏っぽくエキゾチックな一面もある。
ブラン・ド・ノワールなんだけどシャルドネ感がある。
当たりの柔らかい飲み口だけど飲みごたえがある。
個人的に自分のセラーのロースター枠に登録確定。
・合わせた料理
新潟県産 ほうぼう
茨城県産 バジル
ラタトゥイユ
※ペリエ・ジュエ ベルエポック2018でペアリング
サクサクふわふわの衣の油と
シトラス感のコントラストが身震いするぐらい美しい。
ほうぼうの旨味とベルエポック2018のチョーキーさが良く合う。
北海道産 帆立
長崎県産 コヤリイカ
千葉県産 浅利
愛媛県産 鱧
岐阜県産 甘熟大王
茨城県産 マイクロリーフ
温野菜色々
宮崎県産 キャビア
※ペリエ・ジュエ ベルエポック2018でペアリング
ベルエポック2018のミネラルの骨格が
シーフードサラダの旨味を支え花開くペアリング。
余韻のオレンジピール感がもう一口を誘う。
ほうぼうのフリットでも感じたけど
2011-2013-2016系の浮遊感のあるシャンパンではない。
舞う花びらを纏ってはいるが本体は地に足がついてる。
シャンパンとしてのデキは
今世紀リリースされたベルエポックの中でも最高峰。
ただ自分がベルエポックに求める「世界観」とは外れる。
日本人が1000人飲んだら995人は間違いなく美しさに魅了されると思う。
実際に解釈違いを発生した私でさえも魅了されている。
ただ買い足したいか?そう聞かれると答えはNOとなる。
スペイン産 ハモンテルエル
イタリア産 パルメザンチーズ
千葉県産 グリーンアスパラ
目玉焼き
※ボランジェ ラグランダネ2018でペアリング
いわゆるビスマルク。
キャビアの残りとバゲットと一緒にいただいた。
ラグランダネにしては軽い。
デキは良いが軽量化された感じ。
一つ一つの構成要素は非常に高品質。
全体のバランスも良いが突き抜ける何かが無い。
伊勢鮪の中トロ
長崎県産 ズッキーニ
茨城県産 ルッコラ
※ボランジェ ラグランダネ2018でペアリング
中トロ相手に全く痩せないし動じない。
ラグランダネ2018は金床戦術の受け止める金床部分。
ラグランダネ2018は人物ではなく機能、権能、
デバイスなのかもしれない。
オーストラリア産 子羊
長野県産 万願寺唐辛子
※ドビ ブリュット ブラン・ド・ノワールでペアリング
ドビのブラン・ド・ノワールが持つ洋梨、りんご、
クロワッサン、スパイスの香りがしっかり開く。
やわらかく子羊の脂と肉の旨味を抱きしめて微笑む。
ああ、ドビ ブリュットでも思ったけど、
僕はドビに恋しちゃったんだ。
今年食べ納めのくずきり。
また来年も美味しく食べられるように摂生し続けよう。
来週は焼肉でボランジェ ラグランダネ2018の挙動確認。









