ルイ・ロデレール ブリュット ヴィンテージ 2015
暑かったのでガッツリと冷やしてもらった。
6℃ぐらいまでしっかりと冷やしたので
爽やかなレモンのような柑橘香が主体。
液温が上がると良く熟れた洋梨の香りや
ミラベルのような爽やかで甘い香りも感じる。
あと蜂蜜のような甘い風合い。
香ばしい焼きたてのトースト、
ちょっとオイリーさもあってブリオッシュの方が的確な表現かな？
明確な香ばしさがある。
余韻で白胡椒っぽさやバニラのような甘いスパイス感。
主要構成要素はわかりやすいんだけど、
嗅いでいると物凄く情報密度が高くて複雑な香りの構成だと理解できる。
佇まいが非常にエレガント。
口に含むと良く熟れた果実味の柔らかい口当たり。
しっかりと熟して確かな甘みのあるあんずやりんご。
基本的に爽やかなんだけどドライフルーツのような凝縮感もある。
酸味は穏やかで柔和。
しかし透明度は非常に高い。
口当たりは柔和なんだけどしっかりとしたミネラルの存在感がある。
佇まいは上品だけど結構活動的。
表情が明るい感じで陽気なキャラクター。
余韻にカカオ感と明確な塩っけ。
上品さ清潔感はしっかりとあるが、
過度にお堅くないというか気楽というか、
朗らかで屈託のない美女のようなシャンパン。
呑んでいて凄く心地が良い。
合わせた料理
湯引きセンマイ 塩味
今までより若干塩が強め。
シャンパンに合わせると爽やかな柑橘感がよく回る。
湯引きセンマイ 辛みそ味
八丁味噌の甘みとコクがよく乗っている。
後味の余韻に爽やかなスパイシーさと
薄っすらとミカンやカボスの皮っぽい苦味が残る。
シャンパンに合わせるとミラベルのタルトや
焼いたみかんのような存在感のある甘みが回る。
非常に素晴らしいマリアージュ。
塩タン 亀岡牛
穴の無い万能系のタン。
これ私の解析能力が追い付かないタン。
食べていて感動で鳥肌が立ちまくるんだけど
なぜ美味しいのか？
なにが美味しいのか？
どう美味しいのか言語化できない。
ヒレ しずおか和牛
夢咲もだけど、
太平洋側のミネラル感のある和牛は本当に美味しいね。
上品な舌触り、とろけるような口当たりが非常に秀逸。
シャンパンに非常によく合う和牛。
上ハラミ 長崎和牛
今日は共通して口当たりがすごく軽い。
上品なんだけど肩ひじ張らずリラックスして食べられる焼肉。
多幸感がはんぱない。
ランプ しずおか和牛
ピリオドを打つような一皿。
一気に満足感と満腹感がきた。
来週はポメリー ブリュット・ロワイヤル