プレステージュ(サロンは除外)



1位 ボランジェ ラ・グラン・ダネ2008

 

想い出補正で美化されまくりのポル・ロジェの

キュヴェ・サー・ウインストン・チャーチル2002を撃墜したシャンパン。

ぶっちゃけ死ぬまで02チャーチルを抜くシャンパンは

絶対に出てこないだろうなと思っていた。

初めて02チャーチルを口に含んだ衝撃は今も忘れられない。

その衝撃の記憶を粉砕し上書きした08グラン・ダネ。

 

評価項目をレーダーチャートで表すと面積的(総合得点)は

2012のラ・グラン・ダネの方が上かもしれない。

しかし魂を穿つような破壊力は2008が勝る。

手持ちはあと1本。



2位 ポル・ロジェ キュヴェ・サー・ウインストン・チャーチル2002

 

約10年前のクリスマスイブ、

発売されたばかりの02チャーチルを飲んだ思い出は今も色褪せない。

その後、呑むたびに惹かれ、気が付いたら完全に魅了されていた。

 

02チャーチルに合う料理 = 自分の好きな料理

 

自分の料理の好みすら変えたシャンパン。

2002、2004、2006は女性的なシャンパンだったが、

2008以降は明らかに男性的になった。

クリュッグのように主役になるシャンパンとなってしまったので

私の好みから外れるようになった。

が、好みを度外視して客観的に評価すると08チャーチルは

間違いなく出来ばえで今まで飲んできたシャンパンの中でベスト3に入る。

08チャーチルはあまりにもデキが良すぎて

好みから外れているにもかかわらず、

定期的(おおよそ年に1回)に呑んで経年による変化を楽しんでいる。

そんな08チャーチルの手持ちの残りは1本。




3位 ルイ・ロデレール クリスタル2008

 


みんな大好きクリスタル。
小難しい話無しに呑むたびに笑顔になるシャンパン。

柔和な口当たりと清潔感溢れるフローラルさ。

繊細で透明感あふれる余韻がいつまでも続く。
きっと潜在的には1番好きなんじゃないかなと思う。

ただこれを飲みだすと財政的にも健康的にも問題が出まくると思うのw
今は基本的にお医者さんの指導のもと、

週一回のチートデイにグラス5杯までを上限としています。

この週一回、グラス5杯、時間にして約2時間の前提を

ぶっ壊すシャンパン。

それがクリスタル。

 

※パクリ開始
めざめた欲望に歯止めはきかない。
破滅にむかって求めるエクスタシー。
クリスタルはおしよせる誘惑の波。

※パクリ元 コンプレックス ドラゴンクライム

 

私にとっては欲望の門を開く破滅へのイントロダクションですね。

と言いますか、クリスタル呑んでクリスタルだけで止められます?

絶対無理でしょ。

2本目はアンリ・ジローのフード・シェーヌとか

ヴィ・ノージュのルイ15世とか絶対飲みたくなるじゃないですか!

しかもクリスタルとは方向性の違う料理に合わせたくなるじゃないですか。

時間的に4時間ぐらいあっという間ですよ。

下手すると3本目まで開けそうな勢いですよ。

それにこれは意志の弱い私だけの話かもしれませんが、

クリスタル呑む次の日にまたクリスタルが呑みたくなるんですよ。

他のシャンパンだと

「昨日美味しかったね。次のチートデイまでまた頑張ろうね!」

って感じなんですが、

クリスタルだと欲望の箍が外れる感じなんですよw

※盆正月は除く

手持ちの08クリスタルはラスト1本

 



3位 テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ2008

 

今世紀のビンテージで個人的好みの外れが無いコント・ド・シャンパーニュ。

ブラン・ド・ブランという特性上、

次にノワールの支配的なシャンパンを選択しやすい。

その点も私にとって選びやすい要因。

 

ただ深刻な問題を抱えている。

問題は家内が苦手だと言う事。
曰く、味が濃すぎて(情報が多すぎて)

一口飲んだだけでお腹がいっぱいになっちゃう。

とのことです。OTL

成人している息子曰く、

呑ませてもらったシャンパンで一番好き。\(^O^)/
1勝1敗ですね。


5位 ドン・ペリニヨン ヴィンテージ2009

 


個人的な好みから外れる04、05、06の鬱憤を晴らすような09の登場。

ドン・ペリニヨンなのにこんなに朗らかで明るく楽し気で良いの?

最初に09ドン・ペリニヨンを呑んだ時は、

頭の中にクエスチョンマークがぐるぐる回った。

同時に鳥肌が立つぐらい感動した。

今世紀最高傑作の呼び声高い08も大好きですが、

フレッシュでエネルギッシュで、どこまで広がっていくような

09ドン・ペリニヨンは個人的な好みド真ん中です。

ぶっちゃけ好みでは08ドン・ペリニヨンより好き。

残念ながら2年前のGW明けにラスイチを飲み終え手持ちはゼロ。

 

このベスト5に迫ったのは

アヤラ ラ・ペルル2012

ペリエ・ジュエ ベル・エポック2012

ドラピエ グラン・サンドレ2009

ドン・ペリニヨン2008

ポメリー キュヴェ・ルイーズ2002