テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2011

 

 

 

グラスに注ぐと洋梨やレモン系の柑橘香、
それに爽やかな青リンゴの香り。
あと白い花っぽいフローラルさや
白檀のようなほのかに甘い香り。

甘い白檀の香りは高級温泉旅館を連想させる。

見た目は淡い藁色で粘度は低め。

口に含んだ第一印象は爽やかで甘く豊かな果実味。
良く熟したもぎたてのリンゴや洋梨の甘みと、
塩っ気を伴った爽やかなハーブ感。
バニラやバターのニュアンスもある。
このバターっぽさは焼き栗とか焼いたサツマイモのような甘みを伴う。
オイリーで確かな甘みはブリオッシュのような香ばしさへ移り変わる。
余韻の香ばしさの中に鉱物的なミネラル感があることに気が付く。

ボリューミーで立体感があるけど繊細で上品。
エレガントとはこういう事だというお手本のようなシャンパン。
グレートヴィンテージの2008と比較するとさすがにスレンダー。
が、逆にメゾンの醸造能力をまざまざと感じさせる。
これとペリエ・ジュエのベル・エポック2011は
清潔感、清涼感、透明感において素晴らしい。
個人的な好みのど真ん中ストライク。
心地良い酸味と豊満かつ繊細な果実味などの構成要素が

きれいに展開される。
いつまでも続く爽やかな余韻は芸術的で格調高い。
恐ろしく均整の取れたシャンパン。

気高い公爵令嬢を連想させるシャンパン。

 

 

天使の海老
宮城県産帆立
長崎県産アカイカ
北海道産モッツアレラチーズ
北海道産北の恵みいろいろ野菜
パルマ産生ハム


下に記載した宮崎キャビアと一緒にいただいた。

宮崎キャビア

 

バゲットにホタテや豆やエビ、それに生ハムやトマト等を載せ

その上にキャビアを盛って食べるの大好き。

コント・ド・シャンパーニュを飲むならホタテのパイ包みとか、

小麦粉物を添えたいですね。

パイ包みで思い出したけどプルニエのホタテのパイ包み焼きと

コント・ド・シャンパーニュのペアリングは激つよですよね。

 

 

やっぱり大好き牡蠣のエスカルゴバター焼き。

北海道産仙鳳趾牡蠣
千葉県産ほうれん草

 

片方をコント・ド・シャンパーニュでペアリングして、

もう片方をポル・ロジェのヴィンテージ2015でペアリング。

 

 

ポル・ロジェ ヴィンテージ2015

 

 

2013や2009と違ってすごくフローラル。
可憐な白系の花じゃなくて色のついた豪華な花系。
2012をよりフローラルにした感じ。
あと甘く香ばしい焼き菓子と言うかタルトっぽい香り。
その後にリンゴや蜂蜜の香りが続く。

口当たりは爽やかで非常に柔らかく上品。
コント・ド・シャンパーニュの後でも違和感がない。
蜜柑系の柑橘感と白桃のスッキリとした
果実味のコンビネーションが非常にエレガント。
ナッツの風味が良いアクセントになってる。
あと杏感も結構ある。
余韻は長め。
ずば抜けて余韻の長いコント・ド・シャンパーニュを呑んだ後でも
余韻が長いと認識できるぐらいに長い。

格調高さと妖艶さを併せ持つ。

伯爵令嬢をイメージさせるシャンパン。

 

 

岐阜県産小鮎
青森県産西瓜

ポル・ロジェのヴィンテージとコント・ド・シャンパーニュの飲み比べは

控えめに言って悦楽。

両方とも違うステージで世界観を確立し、

強烈な誘引でその世界観にどっぷり浸かる。

多幸感が半端なくて恍惚と幸せに浸ってしまう。

 

名古屋コーチン
福島県産トマト

 

ココナッツミルクの葛きり

福島県産もも

 

コント・ド・シャンパーニュは本当に美しく美味しい。