ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴ

7℃スタート
・外観
レモンイエローっぽいゴールド。
全体的に照度が高くキラキラしていて透明感を伴う。
若干、黄緑がかったシルバーのニュアンスも感じる。
白磁のようなキメの細かい女性の肌を連想させる。
泡立ちは豊富で細やか。
持続性が高くスムーズ。
・香り
グラスに注ぐとレモンやタンジェリンと言った柑橘香や
青リンゴの爽やかさを感じる。
若干、洋梨のニュアンスもあるがメインは青リンゴとレモン。
8℃から9℃ぐらいになるとスイカズラのような
白い花系のフローラルさとマンゴーのような
南陽果実の甘い香りが広がる。
温度が上がるにつれスイカズラがジャスミンにかわり
軽いバニラや蜂蜜感、それにクロワッサンのような
香ばしい芳香が開花してゆく。
この温度帯がキレと豊かさのバランスが一番良いと思う。
明確にエネルギーの乗った華やかな感じに変わる。
金髪でスラっと背の高い華のある美しき伯爵令嬢が
入場してきたような空気感。
スワリングしてやると更に華やかさと複雑さが増す。
12℃に届くと八角やカルダモンのようなスパイシーさが出てくる。
あとバニラやクロワッサン感や蜂蜜感が強くなる。
タンジェリンのような柑橘香は温州みかんに変わり、
同時にレモンピールなどのピール感がはっきりと出てくる。
この温度になると清潔感より妖艶さが強くなる。
・アタック
アタックは直截でエネルギーに満ちた感じ。
快活で力強い。
この爽やかでフレッシュさがたまらなく良い。
ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴを飲んでいる!
そんな気持ちをアゲるアタック。
口当たりは非常にクリーミーでシルキー。
このエレガントな口当たりと
ダイナミックなアタックのハーモニーは
何度飲んでも感動する。
均整のとれた中肉中背。
この塩梅というかバランスの良さが最大の魅力かもしれない。
変に重くなくて軽やかだけどしっかりテンションがかかる。
心地良いフレッシュさと緊張感が同居する。
一筋縄ではいかない感じw
・余韻
余韻は長く持続的。
豊かな果実味からスパイシーなニュアンスに移り変わる。
クリーンで心地良い爽快感を伴ったエレガントな余韻。
ラストは軽快なミネラルとアカシアの蜂蜜のような余韻。
上品で美々しい余韻。
終始一貫して気品のある美しい女性を幻視させる佇まい。
合わせた料理
北海道産 帆立
茨木県産 コヤリイカ
長崎県産 西海トマト
千葉県産 浅利
福井県産 マイクロリーフ
温野菜色々
スペイン産 ハモンテルエル
浅利が入るか否かで味の方向性が明確に変わる。
一番感動した組み合わせはロースト香が香る
火入れした春キャベツとゲソとそら豆。
ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴに合わせると
八角やカルダモンといったスパイシーさが色濃くでた。
余韻は紅茶のニュアンス。
対抗馬はミキュイした大ぶりの北海道産帆立を
ハモンテルエルで巻く食べ方。
温州みかんのような明確な甘みと爽やかさが広がった。
適度にスレンダーで適度に巨乳な感じ。
豊かさといった観点からだと帆立&生ハムが一番かもしれない。
浅利とイカの組み合わせはエッジが効きいているというか
メリハリのあるペアリング。
ここら辺は浅利のミネラル感の影響だと思われる。
この料理とポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴの
全般的な評価を一言で言い表すと「清潔感と緻密さ」
千葉県産 法蓮草
ポル・ロジェの特性なのか野放図に爆ぜない。
計画されてスムーズな開花。
これボランジェ スペシャル・キュヴェや
ドラピエ カルト・ドールだと
典型的な旨味爆弾になる。
だけどポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴでペアリングすると
高性能のCPUで高圧縮された大容量データを解凍する感じ。
非常にスムーズな展開。
間違いなく情報密度は極悪なぐらい高いはずが
滞りなくスムーズに展開される。
同じ食材、同じ調理方法でもここまで挙動が変わるのかとびっくりする。
山口県産 白皮甘鯛
香川県産 菜花
自分にとってベスト5に入る大好きな料理。
白皮甘鯛の上品な風味と甘みと旨味のバランスは
何度食べても感動する。
そんな白皮甘鯛の鱗焼きに合うシャンパンの筆頭格が
このポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴ。
ちなみに白皮甘鯛とのペアリングで個人的なBEST3は
ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴ
ドラピエ グラン・サンドレ
アヤラ ラ・ペルル
そろいもそろって高位貴族の令嬢のようなシャンパン。
名古屋コーチン
山梨県産 グリーンアスパラ
温州みかんと紅茶の風味。
厳密な事を言うと余韻で蜂蜜感強くなって
ミネラルの軽快さが無くなって立体感が減る。
トマトソースよりフリカッセの方が良かった。
あと塩とレモン。
ここら辺はジョセフ・ペリエ キュヴェ・ロワイヤルと同じかな。
ティエノ キュヴェ・ブリュットだと全く問題なく対応する。
なんならバルサミコスソースの牛肉にすら立体的にペアリングする。
来週はドゥ・ヴノージュ コルドン・ブルー・ブリュット





