2024年3月に読んだ本
(個人的な評価 A最高に好き Bすごく好き Cなかなか好き D普通に好き Eいまいち Fダメ)
『イギリス人の患者』
(マイケル・オンダーチェ/土屋政雄 訳/創元文芸文庫/2024年)
主人公四人が暮らす廃墟の静寂さと、爆弾処理の場面の緊張感がよかった。(D)
『安部公房とわたし』
(山口果林/講談社+α文庫/2018年)
山口果林の自伝的な部分が思っていたより多かった。
安部公房のプライベートな面を知ることができてよかった。
安部公房の主宰した劇団「安部公房スタジオ」について知ることができたのもよかった。(C)
『くっすん大黒』
(町田康/文春文庫/2002年)
「くっすん大黒」と「河原のアパラ」の二篇収録。
両作品とも、文体も展開もテンポがよく、疾走感があった。
「河原のアパラ」は悪い夢をつなぎ合わせたような不気味な場面の連続で、印象に残った。(C)
以上、2024年3月は3冊。