夏のキャンプで忙しいことを言い訳に、このブログももうそろそろやめよっかなと思いましたが、ま、継続は力らしいので間つなぎにアップです。
こないだまでやっていた、専門学校生4日間のキャンプ実習での一枚です。
これ、私の竹とんぼ指導歴結構長い中で、しかもサンドぺーパーは使わない「削り出し竹とんぼ」しかやらない中、ダントツ1位の作品です。
上のやつね。
したのは俺が5分でやった雑なやつ。
デザイン、バランス、飛翔力、どれをとっても最高点を付けてあげられる。
私好みのデザインだってことはさておき、竹とんぼはクラフトの中ではかなりハイレベルな道具使いが必要ですのに、この仕上がりです。
こんなの簡単だよ、と言うなら、オルファクラフトナイフSだけでここまでやってみたらいい。(少しカスタムしてあるけど。)
何よりうれしいのは、教えたこと全部を反映させ、自分で作ったデザインだったことです。
羽を大きく取りつつ、軸の周辺をなるべく軽くすることで、遠心力が効く。
帰りのバスから降りるとき、これを作ったりりちゃんは
「コーチャンマン、私より上手な人が現れるまで私を忘れないでくださいね」だって。いやー、この出来は今後出るかどうか。
・はじめて・削り出し・切り出し刀でもない・裏皮付きの少し硬い竹(少し干した。)、という条件でここまではなかなか。
私が真剣に削り出し竹とんぼをやって20年を優に超えますが、真剣にやり始めたころの私よりずっとうまい。
長くやっているとこういうことが起こる。
ほんとうにうれしい、一作品でした。
別確度でね。
きれいでしょ。
じゃ、皆さんもうつくしい夏を。
竹とんぼもキャンプも作品なので
美しいのがいいのですからね。

