私の誕生日は10月18日ですが、お祝い代わりに毎年チェンソカービングキャンプに参加しています。
別名カービングショーなので、ショー的要素を盛り込んで彫ります。
安曇野で行われます。
朝の5時から彫りはじめ、夕方の4時くらいまで彫り続けます。
それを二日間です。
体力とプライドをかけたたかいです。
安曇野は私の師匠のところなので、ホームグラウンドということになり、ある程度ホスト役です。
全国から集まるカーバーに気持ちよく彫ってもらうための手元もやります。
半分以上は、国際また国内大会でランクインする人たちです。
私はほとんど大会には出ませんが、まれに出場した栃木大会では二位でした。
あの時は、龍を彫りました。

こんな具合に、チェンソーを使います。
目と鼻の先でチェンソの刃を回します。
こんな危険があっていいのでしょうか。
事故が起こることはほとんどありません。みんな、熟練をして取り組むのと、危ないものを使うのでとても慎重なので。
この写真は電動チェンソーのデモをして、撮影用に彫っているところです。
バッテリー稼働で、スローも効いて、割合に安全に使えます。エンジンは恐いけどチェンソ-を使いたい方にはお勧めですので、買いたい時は言ってください。
いくらか安くなるよう交渉します。
完成作品はこちら。

不動明王を彫りました。
儀軌(仏像造顕(形にすること)のルール)にのっとっているので、開眼供養をすればきちんと仏像です。
写真では何が何だかわからないでしょう。
ショーなので、多少目立つ格好もしなきゃなりません。
お客さんが観ている時は、休憩しないでなるべく大きな動きで彫ります。ショーなのでね。
動いている時間は寒くないんですね。
帰りにはお得意様に寄って、昨年買ってもらった作品の手直しをしました。
安曇野には私の彫ったものがどこかに10体くらいはあるはずです。
様々なキャンプのスタイルがあります。
こうした、ちょっと変わったイベントですがこれもキャンプです。
キャンプを大きく広く考え、人々に合わせて百様なキャンプがあっていいです。
そういう意味で、11月22日からのD2講習会は資格取得のためにというより様々なスタイルや場所を認めあいながら進める講習になります。
キャンプ=自然体験活動、と考えるのがいかに矮小なことかを知り合う機会にもなります。
シメキリは間近ですが、どうしてもな方は是非事務局にご連絡ください。
どうにかする努力を惜しみません。
朝っぱらからチェンソ彫りするよりよっぽど楽な努力だし。
おっと
そういえば13日のTCSは私の回だそうです。
キャンプ場の話です。
およそ30年キャンプ場を作り続けていまだに完成しない経験からお話できることがあります。
キャンパーの理想は、自分のキャンプ地を持つことだとしたら、どういうキャンプ地にしたいかまたすべきか、を考えてみたりします。
キャンプ場そのものの話だけではなく、キャンプ地をどうやってスタイルに合わせて使うか、そのスタイルを見直す機会にもなります。
技術的な話や、グッズの話もしもすますので、きっと役に立つでしょう。
さもなければ、すっかり役にたたなくても、ごきげんな渋谷の夜になります。
では、今日も秋をお楽しみください。