今日のカスタム  | キャンプ協会なにしてる

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東京都キャンプ協会の理事の一人が勝手に書いているブログです。キャンプのためになる可能性があります。

リスクマネジメントセミナ-の翌日ではありますが、イケナイことを指南します。

「ライターの安全装置の適宜緩和」についてです。
商品名を書くことはできません。なにせやってはいけないことですから。
使いにくいものは不安全である。
という私の考えに基づいた考察と試行でございます。

き

こんなライターがあります。
レバーの真ん中のグレーの部分を押し込んで安全ロックを外す仕組みです。
ところが、このロックは、思ったより押し込まないと解除できません。

ライターの安全装置はダブルアクション以上もしくは点火に使う筋力が大きくないと着火しない仕組みになりました。CR規制ってやつです。
CRはチャイルドレジスタンス、の意らしい。
レジスタンスっていうと、地下抵抗組織をしか思い浮かばないので変な名前だと思います。

このライターは、前のモデルは「指二本使って引っ張り出してロック解除。しかしロックを忘れると解除状態のままであるぞ」システムでした。
新しこのモデルが「1本の指の腹で思ったより奥まで押し込んでロック解除。指を離すと自動的に再ロックで安心だぞ」システムになりました。

これが不便で仕方ないって評判です。
しかし、このライターからロック機構を外すとものすごく危ないです。
実験では、ロック機構をが無いままバーナー部分をモノに近づけて点火すると、ちゃんと着火できてしまいました。
普通のライターは、モノが近くにあると間違えて押してもガスの通りが悪くて炎は出ません。(ほとんどのものは。)
やはり新しいモデルのほうが安全だ。

さて、この安全性を確保したまま、もう少し使いやすくします。

イケナイのは「ツライチより押し込まないとロック解除できない」というイライラ感です。
このイライラさえなければ、新モデルのほうが安全なのです。

ではイライラロックを解除します。
名付けて「S〇TOツライチセッティング」です。
ま、すでに誰かがやってるんでしょうけど。
やることは簡単です。

最初は、さっきの写真みたいな状態です。
グレー部分のツメが2ミリほど凸状態です。
上から見るとこちら。ツライチまでは0.8mmくらいなので1.2㎜ほどさらに押し込まないとロック解除ができません。
指の腹の皮をムギュ!って、1.2㎜分減り込ませてロック解除しなきゃならない。
これをツライチで解除するためには、およそ0.8㎜押せば素直にロック解除できればいいってことです。

指を無理に押し込むのは、どのような場合もいけません。
無理かどうかは、指先の感覚が教えてくれるので、見よう見まねではなく指から伝わる感触を大切になさってください。
無理矢理はダメだし、ちょうど良い力加減に今日の気分をプラスする感じがいちばんです。


完成しました。


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さっきの凸部をカクカクの凸にしないで、斜めにカットです。これだけ。
0.8㎜だけ凸を残してテーパーをかければ、ツライチで解除してそのまま素直に点火できる。
バラして加工することもできそうですが、ロック解除させる位置に好みがあるでしょう。
バラさないで少しずつ削りながらやってください。
見えにくいですが、ちゃんとロック機構が残ってます。
使用感を増すための緩和ですからね。ロックナシにするのはいけないです。
これホントに危ない。

これでかなりスッキリ使えます。

ロックを解除する、とは言ってません。
緩和です。
ロックを解除するなら、バラしてこの部品取っちゃえばたぶん大丈夫です。
でもそりゃ芸がないし、全く安全じゃない。


こんなネタでアゲるのは
役所のおしごとの企画書ができているとうそついてたまま
ミーティングの時期が近付いているから徹夜みたいな感じだからです。
なにかスッキリしたくて、カスタムとブログアップで40分間使ってしまいました。


スッキリしましたが根本の企画書はまだです。
何か良い方法があるはずです。

企画書を完成させるための時間と、シメキリを遅らせる良い方法を考える時間も、ツライチで同じです。