あけましておめでとうございます
ことしもよろしくどうぞ。
私は風邪ひいて正月です。
風邪でパソコンいじくっているので
昨夜からたくさん更新できます。
車で一晩過ごす自主隔離をして、インフルエンザではないと確信して後、
通常風邪の薬を買い求め、マスクをして部屋を密閉して過ごすのね。
これもリスク管理です。
人の健康願う俺が、誰かに風邪ひかせたらまったく意味ない。
せっかく寝込んでいるので
生きているうちにキャンプについて伝えられることを少しは記そうと
やや気弱に細々とパソコンに向かうわけです。
俺のめるとも Re○ちゃんに感化されて
バイクを買ったのに、風邪のせいでまだしっかり乗れやしない。
免許も一発免許に行って取得した。
だから今の俺は安全にすごくうるさい。
大型車の免許は2回で受かったが、バイクは5回もかかった。
その違いを簡潔に言えば
車の免許は「人を殺さないため」に重点が置かれる。
バイクは「自分が死なないため」に重点があるように思った。
試験官はそもそも正義感にあふれ、技術もしっかりした人がなっている。
車は多少腕が悪くても、法規走行をしていれば人を轢くことはない。
バイクももちろん人を轢くことはあるが、車に轢かれる事もあるし、
自分でコケテて死ぬことも多い。
車よりバイクのほうが弱い。
だからバイク乗りはしっかりした技術で、轢かれないようにまた自損事故をせぬように
生き抜く事をもとめられる。
車もトラックに潰されたらおしまいだ。と言う反論もあるだろうけれど
それは、確率で言えば少数。
任意保険の保険料を見れば一目瞭然。
私のバスの保険は、十分な補償でもバイクの倍もしない。
バスは事故率が低いからだ。
バスよりも、3000ccの乗用ワゴンのほうが保険料が高い。
最大8人が事故に巻き込まれることがあるからだ。
バイクは、少なくとも2名までしか乗れないのに保険料は高い。
死んだり死なせたりの確率が高いほど
保険料は高い。
逆に言えば、保険料の高い乗り物は、危ないものである。
保険料保険料と言てますが
保険屋さんは決して損しないように必死で商品を作り
リスクマネジメントされているので
その料率は信頼できるものさしだといえる。
大型車の免許で落ちたときに、試験官にこう言われた。
「確かに接触せず通行しましたが、私はぶつかりそうだと感じました。
乗っている人が不安を覚えるような運転ではいけません。」だそうです。
もちろん俺は、アセアセだったわけではなくむしろ自信満々イケイケで
接触しないのをわかりつつぎりぎりを通行した。
つまり、安全な運転よりも、安心な運転が求められたわけです。
キャンプも、安全であれば良いわけではない。
①安心しようとする
というところから始まります。
安心とは、安全とも健康とも関係ないです。
不健康だと安心して暮らせないですか?そうじゃないですね。
家の周りにポリがいや警察官がうようよしていたら安全ですが
安心して暮らせますか?そうじゃあないですね。
キャンプは、安全も大事ですが、安心と言うものさしを持たないと
ただのガミガミキャンプにもなりうるんですね。
安全で健康なガミガミキャンプをしたいアホはいませんね。
安心したい。
その一心が、安全と健康を適度にするわけです。
②適度な安全とは
安全確保には程度があります。
適切な安全確保は、安心をもたらしますが
過度の安全確保は、むしろ不安や居心地の悪さを感じ
安心から遠ざかります。
適度な安全とは
・対象の個性や心情にあっている安全対策か
・対象の経験にあっている安全対策か
・対象の年齢にあっている安全対策か
である程度分別がつく。
俺が薪割りやるのに、したっぱのリーダーが
「軍手つけなきゃダメだよ!」
「笑ってないで真剣に!」
とか言ってきたら、すごく怒ると思う。
せっかく安全を気にしてくれたのに、うざったいのはむしろ危険だろ。
気持ちよい薪割をしたいし、させてあげたい。
③薪割りを例に考えてみよう
例えば、私が薪割をするときに、軍手はつけないことがあります。
これは見ていて安心、年齢や経験や個性から考えても安心だから。
ただ軍手をすれば安全なわけなくて、
・ナタのヘッド部分の大きさ、重さ
・道具の種類(両刃鉈、片刃鉈、手斧、斧、鉞、竹割り鉈、枝打鉈、小型鉈・・・)
・道具の整備状況(がたつき、刃こぼれ、サビ・・・)
・ナタ台の高さ、大きさ
・柄の長さ、持つ位置
・割ろうとする薪の樹種や乾燥ぐあい
・次の薪を用意する位置
・割った薪を置く位置
・次の子と代わる動線
・リーダーの位置
・薪割りの時間の、全リーダーの配置(ほかのことと並行して行われることが多いからね。)
・救急セットの準備位置と対応するスタッフ
とかなんとか、一つでもかけたら一大事な要件がある。
でも、こんなことをすべてチェックシートにして安全対策やっている団体なんて
たぶんない。リスクマネジメントに自信がある団体でも、やっちゃいない。と思う。
ていうか、もしシートをみんなで確認してなんてやっていたら、それはそれであぶない。
ヨソの手伝いや講習に行ったりして
その道具や状況を見て、こりゃあダメだと思うことがある。
でもね、それだけで判断できない。
道具の悪さを十分にカバーできる人がやるなら問題ないでしょ。
状況が多少ゆがんでいても、薪割りに配置されるスタフがしっかりした人であれば
信頼して任せて安心できる。
でも、試しにさっきの項目をチェックしてごらんなさい。
・言葉の意味がわからない
・それのどこに気をつければいいのかわからない
などがあれば、そこはあなたの勉強するポイントね。
④けっきょく経験と勘かよ
さてつまり
「勘と経験」で多くのことがカバーされ、安心がもたらされている。
カバーの仕方が、その団体やグループのカラーなんだね。
大事なことだからと団体長自ら鉈指導に当たることもあれば
したっぱに責任感を感じてもらうために状況を整えた上で
したっぱが鉈指導に当たることもあるだろう。
あるいは、この状況では危ないから、スタッフ以外は鉈禁止という
判断をしたりもするだろう。
善し悪しではなく、違いなんだね。
安全だから安心
安心だから楽しい。
安全強化してみれば
安心が硬化するかもしれない。
そんなときに使うのは
経験と勘ですね。
⑤体験と経験・・・前後左右も知る
薪割りばっかで悪いけど、薪割を例にしたからまあしょうがない。
薪は、割る前、割った後がある。
割る前は丸太。
割った後は燃やす。
その一連がわかるとわからないでは
適度な安全が大違い。
薪割りだけなら「体験」
前後があれば「経験」
それほど違う。
鉈で割るだけを知ったなら、それは体験でしかなく、
人に教えるのも教わったこと以上は無理。
しかし、前後を知って経験しているなら
人に教えるときに、どこまで教えてどこを省けるかを
調整し、適度にできる。
生活キャンプやっている俺だから薪割りだけど
ハマ○ンのとこなら、薪割りよりロープのほうが大事かも。
ロープの扱いから管理、結び方からその確度まで、
薪割りに匹敵するかそれ以上の気遣いがなされている。
ウチだったらロープは物干しくらいに使うのが常態で
安いロープを多少踏んづけても、太陽のもと張りっぱなしでも許す。
失敗したって、ワーっていって寝袋が倒れるくらいだから。
でもね、ハマ○ンとこはそうはいかないでしょう。
あ、でも、荷積み用は別ね。適当にやって荷崩れしたら困るから
けっこうそこは腹立てやすい。俺。
そんな力加減も、前後左右をわかっているからなんですね。
やたら安全とかいいながら
大した裏打ちもなく、チェック項目だけおさまえても
落とし穴はガバガバだ。
落とし穴ガバガバで安心できるわけないね。
落とし穴と言えばかわいいが
実質は地雷くらいこわい。
たぶん、ハマヤンも俺も臆病もんだ。
おっかなくってしかたがない。
だから安心したい。
ガバチョは勇気ある。
勇気を出すための安心を求める。
オヤブンはやさしい。と思われてる。
だから、親切に転ばぬ先の杖を差し出し安心を求める。
リスクマネジメントに造詣が深い人も
俺みたいに経験と勘で無事故を続ける人も
みんなそもそも安心したいだけなんだ。
安心は、安全よりも大事だけれど
安全なくして安心もない。
卵と鶏の関係に似てる。
あ、理事長のショウメイさん?
ショウメイさんは、人々を照らして安心ね。
びかーっとね。
ファイアーで
「たてーい。すわれーい。どおだぁー。たつなぁー。たのしいかぁー。」つって。
たのしかないが、おもしろいね。
ああやって照らすと、人々は安心してキャンプつづけられる。
だからあんなへんてこなゲームやるんだね。
へんてこっつっても、まねしてごらんなさい。
むつかしいよ、あれ。
どのくらいの強さで安全を確保するべきか。
経験と勘に裏打ちされて
自然体験活動の安全が保たれて
それにより安心がもたらされているのは否めない。
経験と勘だけでは、なんら社会的な認知を得られないし
ユーザー(参加者・参加者の親)が安心できる材料には
なかなかならない。
だから、ガバチョががんばってる。
リスクマネージメントセミナー は、東京都キャンプ協会 で確認しましょう。
あー やっと落としどころにたどり着いたー。
おまけ『バルサ○の薪割り』
そういや、昔、NO○Sのバルサ○の薪割り指導を見た。
バルサ○は、薪割りが好きなんだ。見ればわかる。
好きな人の指導は、楽しいし聞く気になっちゃう。
大して愛情もないのに指導している人のやつは
早く終われ、って思う。つまんないから。
そうとう薪割り好きだね。バルサン。間違いない。
新年早々
キャンプ講座で勉強になりましたね!
では
また!