キャンプ技術④ やりたいキャンプを伝える。 企画初期 | キャンプ協会なにしてる

キャンプ協会なにしてる

東京都キャンプ協会の理事の一人が勝手に書いているブログです。キャンプのためになる可能性があります。

TCSのキャンプは
・HCG
・企画担当が10月25日までに概要アップ
・前泊ウエルカム
というあたりまで決定!
で、もうキャンプは始まっている。

キャンプは、本番というメインディッシュがあり
準備という前菜がある。
キャンプは、すでに始まっているのだね。

」」」
キャンプ技術④ やりたいキャンプを伝える 企画初期

1)キャンプの準備はいつからか
 ・キャンプの準備は、一つのキャンプを終えて
  その反省や功罪を次のキャンプに生かそう
  と思った時から始まっています。
・・・つまり、記録や記憶やその場しのぎではない反省が
  キャンプの準備第一歩です。
※初めてキャンプを計画する場合は、人生かけて臨もうとする、
 その気合が第一歩です。

2)何をすればよいか
・もっとも大切なのは「どんなキャンプをしたいのかを考える(思う)」です。
 何をするかは大した問題ではないです。
 どんなキャンプをしたいのか、共通理解が必要です。
 初めてキャンプに参画するスタッフがあるならそのスタッフのために
 説明できなければなりません。
 往々にして、恒例や慣例という悪習でキャンプの企画が始まってしまいます。
 が、それを説明できなければ、単なる内輪ウケキャンプになるでしょう。
 説明し理解を得られるというのは、キャンプに「かたまり感」を出すためにも
 重要なことです。
 「かたまり感」というのは、ぎゅっとしたアノ感じです。
 密度が適度で外から見ても中にいても均整の取れた美しさを
 感じられるデザインや配置のことです。
 ・なんとなくバラけている
 ・知っている人たちはまとまっている
 と感じることがあるでしょう。
 それは、かたまり感のない状態ですね。
 「どんなキャンプ」というのは、「感じ」で表現されるもので
 説明しきれるわけではありません。
 逆に言えば、説明しきれるキャンプは、つまらないキャンプです。
 俺のやりたいこのキャンプを伝えたい、と、
 その感じを伝えようと四苦八苦し、悶絶するのが、
 キャンプ企画の初期で必要な苦しみです。

・シーンを具現化するためには?を考える。
 イメージするキャンプシーンがありますね?
 たとえば「キャンプファイアーが終わるときの静かな熾き火を囲む、
 あの時間が取れるキャンプをしたい。」と思うとします。
 そのためにどれだけの準備が必要か考えることです。
 ・・・静かな時間を得るためには、にぎやかな時間もあるメリハリ
 ・・・スタッフの言動が受け入れられるような関係作り
 ・・・時間でちょうどオチるような薪組み
など、例としてあげたたった三つだけでも、大変だ。
いずれも「それができれば苦労しないよ」と言いたくなるような
困難さを伴う。が、それをやらねば、「キャンプファイアーが終わる
ときの静かな熾き火を囲む、あの時間が取れるキャンプをしたい。」は
成せない。
 準備の準備は大変です。がんばってください。

時間がないのであれですが
準備の準備はそんな感じです。
これだけでも十分大変です。

・仲間と会議をするが、計画に反映させるのは一人か二人。
 ・・・こんなキャンプがしたい、と言うキャンプ会議は大勢でもいいですが
   そこで得た情報を整理し、カタチにする作業は、少人数にしましょう。
   その少人数に任せられないなら、アンタがやれば。
   アンタはそのとき、信頼を得て任せてもらえるだけの技量がありますか?

・イメージを、メディアで伝える。
 ・・・こんなキャンプがしたい、と文章だけで表現するのは難しいかもしれん。
   文章や言葉もメディアですが、もっとダイレクトに五感に働きかける
   メディアを利用するのも大事なことです。
   ・・・音楽を使う・・・こんなキャンプがしたいんだ、と言いながら
              好きな曲や曲集を流してみます。
              映画作りでも採られる手法です。
   
   ・・・映像を使う・・・これは私がしばしばやる手です。
              昨年度キャンプをムービーにして
              音楽やテロップも使って紹介します。
   ・・・写真・・・これもいいですね。
          以前キャンプの写真だけでなく、企画者がイメージに合った
          写真を選んでスライドショーにさしはさんだりなど。
 
 映画を観に行ったとき、予告版を観ますね?
 予告版は良くできています。「あ、観てみたい」って思うでしょ?
 で、文字で説明するより、感じがわかりますよね?
 キャンプも同じです。 
 口で説明したり、紙で説明したりするのが慣例だと思いますが
 どんなキャンプがやりたいかを伝える手段は様々。
 ここで苦労しないと、あとでもっと苦労することになる。
 俺は苦労は少ないほうが好きなので、ここで苦労してあとで楽チンね。


あ、あと、キャンプ技術シリーズは、順番でたらめだからね。