さて久しぶりに本職である板金塗装のことについて書かせてもらいます
今回はマツダアクセラ BM5FS型の左サイドの修理です
まずは損傷確認から
左折をする際、助手ドアとその下側に位置する左ロッカパネルを縁石で巻き込んでしまったようです
斜め後ろから見るとこんな感じ、矢印の部分から大きく歪んでいます
アップにするとこんな感じ
上から見るとこんな感じ
今回この助手席のドアは交換します
助手席のドアを開けてロッカパネルを確認すると座屈してへの字型に変形しています
まずはこのロッカパネルを鈑金します
固い場所でありますがきっちりと元の寸法へ引き出します
新品のドアを仮合わせして隙間もチェック
UVパテを使用して最終的な形を整えます
塗装ブースへ移動し塗装作業に入ります
その前に、今回のこのアクセラの赤い色カラーですが
キャンディカラーという、ちょっと特殊な色を使っています
カラーナンバーは46V
キャンディカラーとは
半透明なカラークリアーを使用した飴玉のように透き通った色合いになるのが特徴で
濃度や塗膜厚で色を調整するといった作業の難易度が高いと言われている塗装方法です
簡単に言ってしまうと、塗装屋さん泣かせの難しい色ということになります
交換するドアを下地処理を施してからドア内側を塗装し外側も下色を塗装します
同時に鈑金したロッカパネルを塗装します
その後車体にドアを取付し、外板塗装
キャンディカラーということでフロントフェンダー、とリヤドアもグラデーションでぼかす為、3パネル塗装することになります
塗装が終了し、取り外したパーツを取付け、交換したパーツと並べての写真です
弊社では必ずこのような工程含め、交換パーツも並べてお客様に写真をお渡ししています
ドア交換をした上に、フロントバンパーヘッドライトの取り外しをした安全装備を駆使されて作られている先進自動車のアクセラはコンピュータ故障診断OBDⅡ測定をすると、様々なディフォルトエラーが発生しています
弊社の故障診断機であるAUTELマキシスにて全て解除初期化をし、スキャンレポートをお客様にもお渡しします
元通りになったアクセラを見てお客様には喜んでいただきました
今回、このような特殊カラーである愛車を弊社に修理ご依頼いただいたM様
どうもありがとうございました
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