兵庫県神戸市からご来店のレンジローバー2nd 車検とエンジン不調 | 大阪の外車輸入車専門の修理工場「トータルカーサービスアプリル」

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今回の作業車はレンジローバー2nd

早くからご予約を入れて頂きました。

お約束通りにご来店して頂きおクルマをお預かり。

今回の作業内容は、

「車検」

車検は2年に1度なのに早く感じますね。。

リフトUPして点検を進めていきましょう。

下周りの点検。

ボルトやナットの締め付けをしながらブーツやブッシュに亀裂や損傷はないかよく確認します。(レンジローバーは亀裂や損傷が多いので見落としが無いようにしなければいけません)

ブレーキ周りのオイル漏れや損傷、ブレーキパッドの摩耗やタイヤの摩耗、亀裂など点検が必要な箇所を確認していきます。

下周りの点検が終わればリフトを下げてエンジン周りの点検しましょう。

ベルトやプーリー、エアーエレメントやプラグ・・・と点検していきましたら。。。

プラグが。。。燃料で濡れています。。。

今回入庫してきた時にお客様からお聞きしていた事がありました。

「エンジン不調になり走行もおかしい時がある」

お聞きしていた事が分かりました。

これでは点火不良になりエンジン不調。。。

プラグの点検をすると同時にプラグコードもよく確認しておきました。

プラグコードもダメですね。。。

その他の点検も進めていきます。

バッテリーはバッテリテスターを使用し点検。

12V以上あるのにバッテリーの健康状態はダメ。。。これで納車していてはすぐにエンジン始動ができなくなり再度入庫。。。お客様へご迷惑が掛かりますからね。簡単に電圧だけ点検してOKと言っていてはいけません。(人間での経験や見た目では判断ができませんし電圧だけ測定と済ますのではなくきちんとバッテリー診断機で確実な点検が必要です)

今回、バッテリーも交換が必要です。

全体に車検点検を済ませエンジンを始動したら。。。エンジンが掛かりません。。。

プラグやコードの点検しているので始動できない原因は分かっています。

テスターを接続し診断すればエラーコードは入力しています。(点火不良)

今回の作業内容のお見積りを作成しお客様へご連絡します。

お客様はレンジローバー2ndをとても大事にされていていつも作業は全て私にお任せ頂いています。

なので今回の作業のご返事も「全てお願いします」と素早いご返事を頂きました。

いつも判断が早く私に任せて頂きありがとうございます。(乗り続けれる事が1番、安く修理して下さいなんて1度も言われた事はありませんし私も安く済ませれる様に考えて作業を進めています)

それでは今回決定した作業を進めていきましょう。

まずはエンジンを始動する為にプラグとコードの交換をします。(コイルの不調があるかも知れない事はご説明済み)

↑左側、摩耗していたプラグ 右側、新品のプラグ

↑左側、摩耗していたのと濡れていました 右側、新品のプラグ

↑↓左右に4本ずつあるプラグコード

↑プラグに入る先がありませんでした

↑新しいプラグコード

↑↓新しいプラグコードに交換しました

プラグコードを交換する時にフューエルレギュレターの負圧ホースも亀裂がありましたので交換しておきます。

↑左側、亀裂があったホース 右側、新しいホース

プラグとコードの交換ができればエンジン始動。

無事にエンジンが掛かりました。

エンジン回転を上げていってもスムーズに回転していきます。

オシロスコープで点検しても大丈夫みたいです。

次はエンジンオイル交換とオイルエレメント交換。

エンジンドレンコックを外してエンジンオイルを抜きます。

エンジンオイルを抜いてる間にオイルエレメント交換。

エレメント交換ができればエンジンオイルも抜けてるのでドレンワッシャを交換しトルクレンチで締め付け。

エンジンオイルを入れてエンジン始動。循環後、エンジン停止しオイルレベルゲージでオイル量の測定をします。

次はバッテリー交換。

↑今までのバッテリー

↑左側、今までのバッテリー 右側、新品のバッテリー

↑バッテリー交換しました

バッテリー交換ができればブレーキオイル交換をします。

圧力をかけてブレーキオイルを交換していきましょう。

↑左側、今までのブレーキオイル 右側、新しいブレーキオイル

ブレーキオイル交換が終わればワイパーブレード交換。

↑フロントワイパーブレード

↑左側の2本は今までのワイパーブレード 右側の2本は新しいワイパーブレード

↑今までのゴムは傾いています

↑新しいゴムは真っ直ぐです

次の作業はバキュームホース交換。

エンジン内で千切れてバキュームホースが落ちています。。。

↑バキュームホースが千切れて落ちていました

エンジン内から室内に入り繋がっているのでエンジン側と室内側の作業。

千切れていたバキュームホースの反対側も亀裂がありました。

このホースはクルーズコントロールになります。

T字パイプも交換します。

↑右側にあるホースが千切れていました(1本なのに千切れて2本です)

↑千切れていました

↑3本のホース全て亀裂あり

↑バキュームホース交換し室内に入れました

↑バキュームホース交換しました

↑T字パイプとホース交換しました

最後の作業はブレーキ球切れ

ハイマウント球が切れていました。(車検に通りません)

↑全てが点灯していません(1ヶ所だけ点灯)

↑1球だけ点灯していましたが切れる寸前でしたので全て交換しました

↑球の交換したら全て点灯

これで作業は完成したので車検を通しに行きましょう。

検査も問題なく通りましたので新しい車検ステッカーと点検ステッカーを張り替えて、新しい車検証と自賠責保険、分解整備記録簿を忘れずおクルマへ入れておきます。

テスターで最終チェックしましたが問題ありませんでした。

お客様へご連絡しお引き取りに来て頂きました。

S様、いつも当店をご利用して頂き誠にありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

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