今回の作業車はBMW X3
E83
いつも当店をご利用して頂いてるお客様。
今回の作業内容は、
「車検」
お約束通りにご来店して頂きおクルマをお預かりしました。
リフトUPして下周りの点検から進めていきましょう。
ボルトやナットの締め付けをしながらオイル漏れや水漏れ、ブーツの亀裂、ブレーキ摩耗やホースの劣化など確認が必要な箇所と車検項目の点検だけでは分からない不具合が多い箇所など今まで私が経験(修理)してきた所の確認をしてきます。(このエンジンならこの箇所はよく点検しておかないといけない所があるので)
下周りの点検が終わればエンジンルームの点検をしましょう。
ファンベルトやプーリー異音、エアーエレメントにプラグ、その他
バッテリーはバッテリーテスターによる診断、BMWテスターによるエラーコード確認と実測値点検。
車検項目を全て点検し今回の作業内容を作成していきます。
作成後、お客様へご連絡し作業を決定して頂きます。
今回の作業内容は、
エンジンオイル交換
オイルエレメント交換
エンジンオイル漏れ止め添加剤補充(オイル漏れの事もご説明しています)
ブレーキオイル交換
クーラント添加剤補充
発炎筒交換
なりました。
初めて当店をご利用した時からお客様からお言葉を頂いておりました。
「金額は安く抑えてお願いします」
頂いているお言葉を頭に置き作業を進めていきます。
それでは作業開始。
エンジンオイルを抜きましょう。
エンジンドレンコックを取り外しエンジンオイルを抜きます。
エンジンオイルを抜いてる間にオイルエレメント交換をしましょう。
エレメント交換ができればトルクを守り締め付け。
エレメント交換してる間にエンジンオイルは抜けてるのでドレンワッシャを交換しトルクレンチで締め付け。
エンジンオイルを入れていきます。
エンジンオイル交換する時にオイルを入れる箇所(フィラーキャップ)を外したら。。。
エンジン内の様子が分かりますね。。。
今まで(当店をご利用して頂く前から)オイル交換をキッチリ守ってしてこなかったのでしょうね。今後、エンジン不調で高額になりそう。。
作業や部品(安い社外品やオイルなど)を安くしようとした結果、最後はエンジンが悪くなり高額な修理代になってしまいます。で、乗る事ができなくなり廃車。。か、乗り換え。今、問題なく乗れてるから大丈夫!エンジンオイルなんて交換しなくても調子いいしまだいける!勝手な判断。今までご来店して頂いてるお客様にはエンジンオイル交換時期はお伝えしています。私のいう事を守るのか?守らないのか?はお客様の判断になります。エンジンがダメになってから「オイル交換をちゃんとしておけばよかった。。。」と思っても手遅れ。人間も同じだと思います。早期発見、早期治療しておけば直る可能性も高い。ほっておくと手遅れ、治らない。。。治らなければどうなるか?分かりますよね。おクルマのエンジンオイルって人間で例えたら血液と言われています。オイル交換の重要性をよく考えておかないといけませんよね。
それとエンジンオイルエレメントハウジングからのオイル漏れがありました。。。
安く済ます為に、この辺りも作業は無し。オイル漏れ止添加剤を入れて様子みていく事になりました。
エンジンオイルが入ればエンジンを始動しエンジンオイル量の測定をします。
「OK」
エンジンオイル交換はこれで完成したので次はブレーキオイル交換です。
ブレーキオイル交換はブレーキ内へ圧力をかける機械を取付けて交換。
↑ブレーキオイルが汚れています(交換前)
↑ブレーキオイル交換後、綺麗になりました(交換後)
↑左側、今までのブレーキオイル 右側、新しいブレーキオイル
交換できればラジエター内にクーラント添加剤を補充。
最後に発煙筒の期限が切れていたので交換します。
↑新しい発炎筒
今回はこれで作業完成。
走行テストも兼ねて大阪陸運局へ行きましょう。
走行中に「まっすぐ走るか」「ブレーキは効くか」「異音などはないか」その他、いろいろな走行テストをしながら陸運局の往復をします。
陸運局で検査員の方に点検してもらい問題の無い事をチェック。
問題なく合格したので新しい車検証と検査ステッカーを貰い工場へ帰ります。
工場へ戻り新しい検査ステッカーや点検ステッカーに張り替え、新しい車検証と分解整備記録簿、自賠責保険など忘れずおクルマへ積んでおきます。
最終チェックをBMWテスターで診断。(サービスリセットもしておきます)
すべての作業が終りお客様へご連絡してお引き取りに来て頂きました。
Y様、いつも当店をご利用して頂き誠にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。